【大掃除と子ども】意外な真実?子どもたちは大好き「大掃除」
一年の終わりには、お家の中をきれいにピカピカにして、新年をすがすがしい気持ちで迎えたいですよね。気持ちはあせるものの、仕事の日は帰宅後はぐったりで大掃除をする気にはなれず、お休みの日はお休みの日で、子どもたちと一緒に公園へ行ったり、買い物へ行ったりで、あっという間に過ぎてしまい・・・。「あ~、子どもたちが大掃除手伝ってくれたらどんなにいいかぁ~。」そんな風に考えていました。
今回は、子どもと初めて一緒に大掃除したときを振り返って、子どもとおそうじの意外な関係についてご紹介します。
目次
知らなかった!子どもはおそうじが大好き!
おそうじは「やらないといけないからやるもの」そんなふうに考えていた私。ついつい主観で考え、きっと子どもたちも、おそうじを面倒、大変だ、と考えているだろうと思い込んでいました。しかし、保育園で実際に、おそうじに取り組む子どもたちを目にしたとき、自分が大きな間違いをしていたことに気が付きました。「子どもたちはおそうじが大好き!」です。
「子ども」は決して弱い存在でも、いつも助けが必要な存在でもありません。一人の人であり、自分の“お仕事”に責任を持って向かい合い、考え、取り組む力があります。「おそうじ」は子どもたちに任せることのできる“お仕事”としてもってこいです。子どもたちが毎日使う、保育園の玄関、靴箱、廊下、保育室のロッカー、棚、等。
「なんだか玄関が砂だらけだよ」「色がどんどん茶色くなってきたよ」
変化に気づく子どもたち。
「砂場で遊んだ砂が靴にくっついてきたのかな」「(砂を)集めてもとにもどそうよ!」
どうしたらよいか考える子どもたち。
「どんな道具が必要かな」「この場所にはこれがよさそう」
こうなったらもう子どもたちにお任せです!
日々子どもたちがおそうじに取り組んでいる保育園の園長がお話しくださいました。
「子どもの目線でしか気づかない低い場所の汚れを発見した時の嬉しそうな姿。椅子の足裏のほこり取りなど、なんでも遊びと同じように楽しめてしまう姿は子どもならではなのだと思います。掃除を楽しむ、きれいになる喜びを感じる、大人も見習わなければですね。」
おそうじを「楽しむ」子どもたちを見ていると、「あれ?わたしもおそうじ楽しめそう!」なんて思えてきました。
2歳でもできる!「キッズおそうじチャレンジ」
目をきらきらさせておそうじに取り組む子どもたちを見て以来、私自身も前よりおそうじが好きになりました。
そんな時に夢のようなお話が飛び込んできます。
「グループ会社の“おそうじ本舗”と一緒に子どもたち用のおそうじプログラムをつくってみる?」
おそうじのプロ「おそうじ本舗」が子どもたちにプロのおそうじの仕方を教えてくれる!こんなビックチャンス逃すわけにはいきません!
さっそく、おそうじ本舗のトレーナーであり、新技術開発等に携わるおそうじ本舗の顔であり、この“くらしスタイル研究所 所長”でもある尾崎 真さんと、「キッズおそうじチャレンジプログラム」の開発が始まりました。
尾崎さんが実際に何園もの保育園に足を運び、子どもたちに「プロの技」を伝授。
2歳(!!!2歳の子も楽しんでおそうじができます!)~6歳の子どもたちと一緒におそうじに取り組む中で、子どもたちの多くが「雑巾をうまく絞れず水がびたびたのままになってしまう」「ほうきで履いたゴミがそのまま空気中にとびちってしまうことがある」「集めたごみをちりとりにうまく入れきれない」ことに気が付きました。
そんな子どもたちのために、“おそうじのプロ”の「おそうじ本舗」がおそうじのノウハウを集結させ、難しかったことができるようになる子どもたちのためのおそうじハウツー本、キッズおそうじチャレンジ「虎の巻」を制作しました。(後にキッズおそうじチャレンジ「虎の巻」に合わせた動画も配信されました!)
「虎の巻」は、「どうしておそうじをするの?」という「おそうじ」の「目的」を考えるところから始まり、雑巾の絞り方、ほうきの正しい使い方などなどがおそうじの秘訣が詰まっています。そのステップを一つ一つ進んでいくと、おそうじスキルがアップしていくというしくみです。
子どもと初めての大掃除をやってみた!
キラキラした目でおそうじを楽しみ、しかも、(「もちろん!」ですね!)お部屋や玄関、窓のサッシ等々をピカピカにしてくれる子どもたちに出会い、「こどもたちはおそうじが大好き!」なことを学んだ私。これはもうわが子たちともおそうじを楽しむしかありません。
まずは汚れを見つけよう探検!子どもと一緒にお家の中をぐるっと一周。
汚れスポットを見つけに出発!あるぞ!あるぞ!汚れスポット!
お部屋の角に集まっているほこり。ソファの下。椅子の裏。洗面の排水口の周り。鏡のうろこ・・・。「あった!」「ここにも!」「ここすごい汚れてる!」子どもは大はしゃぎです!
(我が家、他のお宅より「汚れスポット」多めの可能性大です。)
汚れを見つけよう探検の後は、見つけた汚れを取るために必要なアイテムゲットの旅へ出発!
近所のドラッグストアと100円ショップへ。今どきの100円ショップは本当に素晴らしい!「あったらいいな」の宝庫です。よくあるほこりたたきから、ソファの下にも入る薄型モップ、鏡のうろこが取れるスポンジまで、何でもあります。
おそうじアイテムを握りしめて、いざ、汚れとの闘いへ!まずははたきで棚のほこりをはらい、次は細かいもののほこりはらい。ほこりがかぶっていた棚の上の飾りたちも、子どもが「ごめんね、ずっとこのままにして。」と言いながら、1個1個丁寧に拭いてくれました。(ずぼらなお母さんでごめんない!)
窓を拭いて、ぞうきんに定規をかませて、冊子の隙間をおそうじ。掃除機をかけて、リビングのカーペットをはがし、雑巾で床拭き。水回りはアクリルたわしとレモンの皮でおそうじ。あっという間にお家がぴっかぴかになりました。
初めての子どもとの大掃除。一人でやるより2倍楽チンで、10倍楽しい大掃除。お家がきれいになったのも嬉しいですが、何より、子どもの成長が垣間見られ、胸がほくほくになりました。
おそうじから広がる
ただの「おそうじ」ですが、されど「おそうじ」。「この汚れは何だろう?」「どうしてここが汚れやすいのかな?」「どんなものを使ったらとれるのかな?」「おそうじ」をするときに、実は色々なことを考えなければいけません。そして、実際に「おそうじ」をするときには、四つん這いになったり、背伸びをしたり、汗びっしょり、となるほど身体を動かします。
頭を使って、身体を動かして、そして、お家がきれいになる!気持ちもすっきり!いいことづくめの「こどもと大掃除」!今年はぜひ子どもと一緒に“キッズおそうじチャレンジ”してみてください!