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Kids
2019/7/17

子育てに絵本をⅡ 親子で楽しめるおすすめの絵本屋さんvol. 1「ブックハウスカフェ」

前回の「子育てに絵本を」はお読みいただけましたでしょうか(まだの方はぜひこちらから)。
絵本の魅力に引き込まれ、絵本の時間がより楽しみになった方もいらっしゃったのではないでしょうか。

前回は最後に、忙しい子育て家庭におすすめの「ネットの絵本屋さん」をご紹介して締めくくりましたので、今回は都内で親子でお出かけするのにおすすめの絵本屋さんをシリーズで3店ご紹介します。

どのお店も、子どもはもちろん、大人もとことん楽しめちゃう特別な絵本屋さんです。
そんな絵本屋さんを教えてくれたのは、3人の「絵本のプロフェッショナル」。それぞれのお店を訪問し、お店の代表の方にインタビューさせていただきました。

目次

 

白梅学園大学 こども学科 仲本教授 おすすめ「ブックハウスカフェ」

「絵本のプロ」お一人目は、白梅学園大学 こども学科の仲本 美央教授(以下、仲本教授)。仲本教授は、保育現場や家庭における絵本を読みあう活動、保育者研修プログラムの開発など、保育や絵本を専門的に研究されている、まさにその道のプロ。そんな仲本教授がおすすめするのは、東京は神保町の「ブックハウスカフェ」です!

今回特別に、仲本教授とブックハウスカフェ 代表取締役 今本 義子さん(以下、今本代表)にご対談いただきました。


写真左:今本代表 写真右:仲本教授

親子で長居できるスペースゆったり空間

今本代表:このブックハウスカフェのある神保町には、150店以上の本屋さんがずらっと並んでいるんですが、実はすごく年齢層が高い街で、元々子どもが来る街ではないんです。でも、やっぱり子どもが来てこそ、この街も明日があるというか。「そういえば子どもの時お母さんやお父さんと本を選んだりしたな」なんていう楽しい思い出があれば、また、大きくなって神保町に戻って来たいなと思ってくださるかなぁ、と。絵本屋さんにしてはちょっとスペース的に大きめですが、ゆっくり親子で楽しんでいただけるようキッズスペースやおむつ替えコーナー等もご用意しています。子どもたちがゆったりとした空間の中で、自分で絵本を手に取って選べる専門店が必要だ、という文化的使命を感じながら一生懸命営業しています。


店内奥には大小の個室・キッズスペースもあり、飲食もOKなのでゆったり過ごせます。

子どもが自分で選び自分で手に取る絵本棚

今本代表お店のコンセプトは「すべての子どもたちに本を届ける」。親が子どもに読ませたいと思うような古典的な絵本も大事ですが、子どもが自分で興味を持って手に取るものは違うかもしれない。子どもが本に親しむときにいろんな窓口あることが大事だなと考え、幅広く色々なものを置いています。子どもたちって色んな形で色んなものを吸収するので、子どもたちのこれから歩む人生が、より魅力的に、より素敵になる、そのきっかけとなる窓口を沢山用意できるお店になれたらいいなと願っています。

仲本教授:子どもたちが自分で絵本を手に取っている様子を見て、私たちも発見ができることもありますよね。本屋さんならではの醍醐味。


大人の足元まで絵本が並ぶ陳列棚。小さな子どもも素敵な絵本を自分で発掘できちゃいます。

今本代表:そうなんです。これまでにもいろんなイベントを開催してきたんですが、ちょうど今、子どもたちが自分で絵本を選んでお買い物をするっていうのができたら面白いなと考えていて。図書館と違って本屋さんというのは見つけた本を買って自分のものにすることができる場所なので。本屋さんで買って、自分の本となって、お家に持って帰って、それを繰り返し読む、それがまた一つの思い出になるといいなぁ、と。

ひとと絵本の出会いを五感で感じる空間

仲本教授:学生たちと「どこに行きたい?」って話をしたら、必ずここの話が出てきて。今度、一緒にこちらへ遊びに来させていただきたいなぁって話していたんです。


絵本に囲まれたカフェスペース。ママ友、外回りの会社員の方も利用。

今本代表:とってもうれしいです。いつも人が集まる店にしたいというのが目標の一つでもあります。出会いがあり、人と人との触れ合いがあり、体験できる、五感で感じる、そんな空間になれば、と願っています。絵本にあまり興味がない方でも、ここに来て打ち合わせしている時に「あっ、ぐりとぐらだ。懐かしい。」とか。絵本に囲まれているところにしか出せない柔らかな空間と魅力があるのかなと思います。

仲本教授、今本代表、ありがとうございました!

店名 ブックハウスカフェ
所在地 東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
営業時間 平日 11:00~21:00
土日祝 11:00~19:00
アクセス 都営三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅より徒歩1分
神保町駅A1出口を出て右側
URL https://www.bookhousecafe.jp/

 

ブックハウスカフェに行ってみて

家では絵本をほぼ片時も離さない小学1年生の娘と、お姉ちゃんの影響を受けて絵本を抱えて満足気に歩き回っているやんちゃな1歳児の娘。そんな絵本大好き姉妹のためにと、ひな鳥のえさを探すかのように絵本を買いに本屋さんに足しげく通う私ですが、正直なところ、子どもたちを連れて本屋さんに行ったのは数える程度でした。それは、遠出をして本屋さんへ行ったところで、途中でお腹も空いてきちゃうだろうし、おむつを替えるときは駅のトイレまで戻らなきゃならないし・・・と、せっかく親子で楽しくお出かけしても、最終的には疲労困憊している自分の姿を想像し、“やっぱり一人で仕事帰りにささっと絵本を買って帰ろう”に落ち着いてしまっていました。

ところが、ブックハウスカフェさんを知ってびっくり!絵本屋さんにカフェがあり、子どもたちと一緒に座ってご飯が食べられる!おむつ替えスペースや授乳スペースも完備!子どもたちが遊べるキッズスペースもある!色んな年齢の子どもたちが楽しめるイベントが盛りだくさん!子どもの目の高さに絵本が並んでいる!そんでもって夜にはBarになっちゃってパパもママもさらに嬉しい!まさに、“あったらいいな!”が詰まっている夢のようなお店!!次の休日、家族で「ブックハウスカフェ」へ!確定です!

子どもも大人も、絵本が大好きな人も、そうでない人も楽しめる“ちょっと特別な絵本屋さん”。ぜひお休みの日に一度お出かけしてみてください。あなたのお気に入りの1冊に出会えますように

※掲載写真は2019年6月に撮影されたものです。店内の様子は季節、イベントによって異なります。

関連情報

HITOWAキッズライフ株式会社

HITOWAキッズライフは、子育て家庭をサポートする専門的なサービスを提供しています。

子育て支援事業として東京都を中心に関東・北海道・沖縄県に認可/認証、企業主導型、受託、病児、学童保育施設を100施設以上を運営するほか、子育て家庭に関する新しい事業の創造を目指しています。

⇒ 太陽の子保育園・わらべうた保育園

記事監修
HITOWAキッズライフ株式会社 乳幼児教育研究所
シュラム 麻美

大学にて心理学科専攻、異文化理解とこども心理学を学ぶ。英国留学を経て、英会話スクール講師、インターナショナルスクールマネージャー経験後、HITOWAキッズライフ株式会社に入社。幼児向け英語プログラムやキッズおそうじチャレンジプログラム開発に携わる。園巡回等を行いながら、日々「子どもが主役」の保育を研究中。仕事と育児のかたわら、2020年に保育士資格取得。プライベートでは二児の母親。