お風呂の水垢はなぜすぐできる? 水垢の効果的な落とし方【後編】
前編ではクエン酸を使った水垢の落とし方をお伝えしました。後編では、さらに頑固で硬くなった水垢へのアプローチになります。
積み重なって硬くなった水垢を落とすには、お掃除のプロの知識をぎっしり詰めて開発された、水アカ洗浄剤を使用します。
目次
頑固な水垢には酸性洗剤を
プロが開発した酸性洗剤
日々育ってしまった頑固な水垢は、クエン酸でもなかなか落とすことができません。そこで開発されたのが、おそうじ本舗オリジナルの水アカ洗浄剤です。 水垢の付き方はご家庭ごとに違います。それぞれの水垢にあった洗浄剤をご使用いただきたいので、pH値は2〜1以下になるように配合を変え、4種類開発しました。 以下にそれぞれの洗浄剤の特徴をまとめました。
水アカ洗浄剤【SPEED】
水アカがすぐについてしまう地域用に開発された、早く効くタイプの水アカ洗浄剤。 反応が早いので浸け置き時間は5分~10分で十分効果があります。固くついてしまった水アカの場合は10分程度で一度水で流し、もう一度浸け置きを繰り返すことで効果的に落とすことが出来ます。
※効果はご使用状況により異なります。 ※使用できない素材もございます。 ※ラベル記載の使用方法をよくお読みの上ご使用ください。※長時間の浸け置きには向いていないので、浸け置きの時間は10分以内にしてください。
水アカ洗浄剤【POWER】
水アカに効果がある様々な成分をバランス良く配合した、強力に効くタイプの水アカ洗浄剤。頑固な水アカ汚れを落とし、お掃除の時短にも。 長期間放置して固く蓄積してしまった水アカには20分程度の浸け置き時間で十分な効果を発揮します。
※効果はご使用状況により異なります。 ※使用できない素材もございます。 ※ラベル記載の使用方法をよくお読みの上ご使用ください。※長時間の浸け置きには向いていないので、浸け置きの時間は20分以内にしてください。
水アカ洗浄剤【STAMINA】
しつこい水アカを長時間浸け置きし、じっくり落とす事に特化して配合した水アカ洗浄剤。クエン酸の配合量を減らした分、ゆっくりしっかり水アカに効く特殊な成分で、20分~1時間程度の浸け置きを可能にしています。
※効果はご使用状況により異なります。 ※使用できない素材もございます。 ※ラベル記載の使用方法をよくお読みの上ご使用ください。
水アカ洗浄剤【UTILITY】
幅広い用途で使える万能タイプの水アカ洗浄剤。他3種に比べて刺激の強い成分が少なく、安全なクエン酸を中心とした成分を配合。20分程度の浸け置き時間で十分な効果を発揮します。
※効果はご使用状況により異なります。 ※使用できない素材もございます。 ※ラベル記載の使用方法をよくお読みの上ご使用ください。※長時間の浸け置きには向いていないので、浸け置きの時間は20分以内にしてください。
汚れにあった洗剤を使用しよう
酸性の洗剤はpHが低ければ低いほど汚れを落とす力も強くなりますが、その分危険性も高まります。 強力な洗浄剤でなくても十分に水垢を落とせる可能性はありますので、汚れにあった洗浄剤をお選びください。
水垢以外の汚れも酸性が効く
酸性で落とせる汚れ
今回は水垢にフォーカスした内容でしたが、水垢以外にも酸性の洗剤で落とせる汚れが実はたくさんあるので、いくつかご紹介します。
トイレ
尿石汚れや便器の黒ずみに
①トイレブラシを奥まで入れてからゆっくり抜くと水位が数センチ下がり、黒ズミのラインが露出します。
②黒ズミの部分や、尿石汚れなどが付いている便器の淵の裏の部分などに「おそうじ本舗水アカ洗浄剤」を塗って上からトイレットペーパーを張り付けて10分間浸け置きします。
③割りばしの角で柔らかくなった汚れを擦り落として、トイレブラシで仕上げて水を流します。
キッチン
キッチンシンクなどにできる軽い「もらいサビ」
①スポンジやハケで「おそうじ本舗水アカ洗浄剤」をサビ部分に塗布します。
②10分程度浸け置き、水まわり用ソフトパッドやスポンジで擦ります。
③水でよく洗い流して最後に乾いたタオルなどでしっかり拭き取ります。
「まぜるな危険」は絶対にまぜない!
酸性洗剤や塩素系洗剤には必ず「まぜるな危険」という表記があります。「酸性」と「塩素系」が混ざってしまうと有害な塩素ガスが発生し、最悪死に至る可能性もあるので絶対にまぜないように注意しましょう。
酸性洗剤も塩素系洗剤もアルカリ性の汚れが多い水まわりで使用することが多いので、よく洗い流してから次の洗剤を使用するようにしましょう。過去には排水口の中でまざってしまい、塩素ガスが発生したという事もありました。洗剤によっては塩素系と酸性は同じ日ではなく、1日空けて使用するように記載しているものもあります。
洗剤一つとっても、用途や使用方法、効果のある汚れは様々です。誤った素材に使用すると素材を焼いてしまってダメにしてしまったり、せっかくの汚れ落としの効果が十分に得られないこともあるんです。
それだけならまだしも、危険なガスが発生し、命に関わることも。正しい使用方法、正しい用途で使用するようにしましょう。