食育におすすめ♪子どもと一緒に作れる楽しいレシピ3選
子どもたちは本当におままごとが大好き。それはやっぱり、ママは子どもたちにとって誰より素敵な“スーパースター”だから。ママの気が付かない間にも、子どもたちはお料理しているママの姿をよく見ていて、上手に真似します。ママの足元で、お鍋やボウルをガシャガシャしている子も多いのではないでしょうか。ママの手元から作り出されるおいしそうなお料理に目が釘付けになりながら、子どもたちはまねっこをしたくてたまらなく、わくわくしているのです。
でも、普段は「危ないから」「忙しいから」となかなかお手伝いさせてあげられないのが本音。そんな時は、包丁や火を使わなくても、お料理のお手伝いが簡単にできちゃうレシピがおすすめです!週末や連休は子どもたちにお料理を体験してもらうチャンス!子どもをキッチンのメンバーに加えて、Let’sクッキングしちゃいましょう!!
目次
【準備編】クッキングのその前に
では、さっそくキッチンへ行って・・・
の前に、、、2つの“クッキングのその前に”をお伝えします。
【準備1:エプロンを用意】
まず、子ども専用エプロンを用意するということ。子どもは、「見た目重視」です。
「専用エプロン」を用意し、クッキングへの気持ちを高め、食事をつくる大切さを感じてもらいましょう。子ども用エプロンは、ネットでも簡単に探せます。一緒にお店に探しに行くのも楽しいですね。子どもに選んでもらうのもよいですし、リボンをつけてプレゼントとして渡してあげるのも特別感があっておすすめです。
その時に伝えてほしいことは、「食事を作ることは遊びではなくて、大事なお仕事。だからあなたに専用のエプロンを渡します。」ということ。家の中に、遊びとは違う、“自分のお仕事”があることは、子どもの自信につながります。
【準備2:食中毒予防の基本「手洗い」】
クッキングは、遊びではなくて、大切なお仕事。衛生管理もしっかりと行います。食事をつくるということは、口に入るものを提供するということ。衛生第一でなくてはなりません。
食中毒は季節限定のイメージの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、一年中発生しています。そして、わたしたちの家庭の中でも頻繁に起こっているのです。でも、恐れることはありません。食中毒予防の一番の基本は「手洗い」。ささっと水で手を洗い流すだけではバイ菌はやっつけられません。
しっかりバイ菌をやっつけるためには、1分ほど石鹸を泡立てて手を洗う必要があります。たかが1分間と言えど、されど1分間。ただただ手を洗うだけの1分間は子どもには長く感じられるもの。楽しく手洗いするために、歌をうたいながら手を洗うのがおすすめです。お家での定番の手洗い歌を決めるとよいかもしれません。この機会に手洗いが定着すると、風邪予防にも効果的です。
お待たせしました!さあ、いよいよクッキング!簡単なお仕事から始めましょう。
【食育レシピ:初級編】簡単サラダ
ドレッシングは、ミキサーかフードプロセッサーがあれば、材料を入れて一気にかけるだけ!リンゴ酢は酸味が少ないのでおススメです。人参と玉ねぎは、ミキサーがなくてもすりおろしたら大丈夫なのでぜひTRY!
【材料】
☆サラダ
ちぎりやすいお野菜:レタス・サラダ菜・ベビーリーフなど
トッピング:サラダチキン・カニカマ・さけるチーズ・のりなど
☆人参ドレッシング(作りやすい分量)
*人参 1本
*玉ねぎ 1/2個
*リンゴ酢 40cc
*オリーブ油 40cc
*白だし 20cc
(めんつゆでも可)
*砂糖 5g
*お好みで塩・胡椒・すりごま・バジルなど
【子どものお手伝い】
準備 (余裕があれば)一緒にお買い物
「手でちぎれそうなものはどれかな?」「名前はね・・・」こんな会話も楽しめます。
1.野菜を洗う
わが子はサラダスピナーをぐるぐる回すのが大好きでした。そして、とっても根気強くやってくれました!おススメです!
2.野菜、トッピングを手でちぎる
「どんな大きさなら食べやすい?」子どもに任せると、子どもは一生懸命考えてくれます。
3.ドレッシングを作る
おススメは自分で計量させること。小さじ、大さじ、はかり。ドレッシング容器に入れてシャカシャカするのも大好き。もちろん市販のドレッシングでもOKです。
4.盛り付け
子どもならではの感性に飾られたサラダは世界で一つ!
【食育レシピ:中級編】カラフルロールサンド
【材料】
食パン
具材:好きな具(ツナ・卵・ジャム・ハム・スライスチーズ・マヨネーズ・バター・レタス・きゅうり等)
ラッピング:ラップ・カラーモール
【子どものお手伝い】
準備 (余裕があれば)一緒にお買い物
1.好きな具を準備
ツナ+マヨネーズを混ぜる、ゆで卵+マヨネーズを混ぜるなど。
2.ラップの上に食パンをのせて、バターをぬって好きな具をのせる
3.ラップでロールにして、両端をカラーモールで結ぶ。
たまにはベランダにシートを広げてお手軽ピクニック風!
苦手な食材もぱくっと食べられちゃうかも!?
【食育レシピ:上級編】わくわくピザ屋さん
ポストに届くピザ屋さんのメニューを見ているだけでわくわくしますね♪
実はピザ生地は意外に簡単にできちゃいます。子どもたちも粘土のようにコネコネしたり、丸めたり、親子で楽しく作れます。お家で作るとお野菜たっぷり。お財布にも優しくって、ママもうれしい!
【材料】
☆生地 2枚分(20cm大)
*強力粉 250g
*砂糖 大さじ1
*塩 4g
*ドライイースト 3g
*ぬるま湯 140g~150g
*オリーブオイル 10g
☆簡単トマトソース
*トマト水煮缶 1缶
*ニンニク 1かけ
*オリーブオイル 30g
*あればパセリ・オレガノ・バジルなど
☆トッピング
*冷蔵庫の野菜たち (玉ねぎ・ピーマン・茄子・キャベツ・キノコなど)
*ツナ・ハム・チキン(サラダチキン)
*ピザ用チーズ
【作り方】
☆生地
1.ぬるま湯、油以外の材料を大きめのボウルに入れる。
2.油を入れてからぬるま湯を少しずつ入れていく。
3.よくこねる。(最初は菜箸などでぐるぐるするとよいです。)
4.ラップをふんわりかけ20分室温で放置(冬は暖かいお部屋へ)
5.ふっくら発酵していたら大成功!
もし膨らんでいなくても大丈夫♪クリスピーな生地ができます。
6.生地を伸ばす。
大きく伸ばしてもいいし。こどもたちの手ぐらいに伸ばして自分専用オリジナルピザでも楽しい!
☆トマトソース
1.トマト水煮缶はカットタイプを選びさらにフォークなどでつぶしておく
(プロセッサー・ミキサーでもOK)
2.ニンニクは刻んでおく(チューブタイプでもOK)
3.小鍋にスパイス以外を入れて弱火で半分ぐらいまで煮詰める
4.火を止めてスパイスを入れる
このトマトソースは冷蔵庫で3日ぐらいは保存できます。
パスタソースにしたり、ケチャップのように使えます。
※チーズの塩分があるのでソースは味付けしていません。他の料理に使うときは調整してください。
☆仕上げ
1.伸ばした生地にトマトソース、チーズ等の好きなトッピングをのせる。
ここは子どもの出番!子どもオリジナルデザインのピザをつくってもらいましょう。
2.オーブン250℃で5分焼く。
※フライパンで焼く場合は弱火で蓋をして10分くらい焼く。
特製ピザの名前は、子どもに命名権あり!オリジナルネームのオリジナルピザの出来上がり!あつあつをどうぞ召し上がれ。子どもに「ありがとう」とお伝えください!
“美味しそうな”絵本を紹介
お料理をする前に図書館へ行ってみませんか?
美味しそうな絵本が並んでいます。本を借りて、寝る前に「明日作ろうね♪」と約束すると、朝の目覚めもばっちり。もしかしたら毎日ピザを作らなきゃいけなくなっちゃうかも・・・?!
1.「サラダでげんき」
角野 栄子 作 長 新太 絵 福音館書店
2.「サンドイッチサンドイッチ」
小西 英子 作 福音館書店
3.「もりのピザやさん」
舟崎 靖子 作 奈良坂 智子 絵 偕成社
【子どもたちの変化】食育活動を行ってきた保育園栄養士として
保育園でも食育活動として、子どもたちと一緒にクッキングの機会を定期的に設けています。こどもたちは役割を与えられるのが大好き。
「これ任せたよ」「これお願いね」その言葉をしっかりと受け止め、最後まで責任を持って任せられたお仕事を全うしてくれます。一緒にクッキングを体験する中で、「責任を持つこと」を子どもたちが実体験の中で学ぶ姿を見てきました。
今は何でも買える時代。
おにぎりでもコンビニですぐに手に入ります。園で実際におにぎりを自分たちで握る経験をすると、保育園の帰り道、おやつを買いにいつもコンビニに立ち寄っていた子が、「ぼくおにぎり自分で作るからいいよ」と。「保育園でおうどん作ったから、お家でもつくってあげる」と言ってくれる子もたくさんいたようです。「(自分で作ると)もっとおいしいね!」そんな声も子どもたちとクッキングするとよく聞こえてきます。
親子でクッキング!
いつもより時間はかかっちゃうかもしれませんが、子どもたちの責任感が芽生え、食の大切さを実感し、食への興味が広がる。いいことづくめです。
週末やお仕事が休みの日には、家族みんなで、お友達をよんで、帰省しておじいちゃん・おばあちゃんと、いろんなシーンでクッキングにチャレンジ!おいしいものを食べるとみんながにっこり笑顔になれること間違いなし!何気ない作業も子どもにとっては新鮮です。ぜひTRYしてみてください。