労宮/失眠/肩井って知ってる?ワーママにおススメしたいツボ3選!
子育てをしながら働くワーキングマザー(ワーママ)は、時間に追われながら生活する中で、疲労の蓄積や睡眠不足など身体面・精神面にいろいろと影響が出てきます。今回はそれらのお悩みを症状別に分けて、イチオシのツボをご紹介いたします。
目次
実際に社内のワーママに抱えているお悩みを聞いてみました。
・4歳の子どもを抱えて階段を上り下りするのがキツく肩が凝ります。(4歳の子どもを持つ30代ママ)
・子どもが歩き始めたので、目を離せません。自分の時間が中々取れず、睡眠不足に悩まされています。(1歳の子どもを持つ20代ママ)
・子どもが小さく、妊娠もしているのでしゃがむ動作が大変です。(2歳の子どもを持ち妊娠中の30代ママ)
・小学生の子どもがいます。PTAの役員もやっているので平日は夜仕事が終わった後に学校行事の資料を作るので手や目だけでなく精神的に疲れます。(小学1年生の子どもを持つ30代ママ)
・2歳と3歳の子どもがいます。夜中に体調を崩してしまうと睡眠時間が削られてしまいます。出かける時は、子どもが歩き疲れた時に抱きかかえるので腕が疲れます。(2歳と3歳の子どもを持つ30代ママ)
上記のお悩みを解決すべく、ママたちにオススメのツボをご紹介いたします。
手の疲れ・ストレスに効く!「労宮(ろうきゅう)」
パソコンやスマホの操作、料理や育児、お掃除などワーママの手は想像以上に負担がかかっています。こんな時にイチオシなのが「労宮」。ここは手の疲れだけでなく、精神的な機能に関係する心(しん)包(ぽう)経(けい)という経脈(けいみゃく)(気や血の通り道)に属しており、精神疲労にも有効なツボです。
<場所はココ!>
こぶしを軽く握った時に人差し指と中指の先端の間にあります。
労宮は自律神経のバランスを整えることもでき、イライラやストレスなどの精神的な疲れにも効果があると言われています。
<押し方>
こぶしを軽く握り、ツボを反対の手の親指で押します。
こぶしを開いて、親指に力をいれて押していきます。
<2人で行う場合>
相手の親指と人差し指の間、小指と薬指の間に小指を入れます。
両手の親指でツボを押します。
この時左右に広げるように押すとより効果的です。
睡眠不足の解消にピッタリ!「失眠(しつみん)」
子どもが小さいうちは、就寝中であっても急なお子さんの体調不良で看病しなければならないなんてこともしばしば。ゆっくり眠れずに、いつも睡眠不足になりがちではないでしょうか。
東洋医学の世界では、深い睡眠を誘導する時に「失眠」を使います。
<場所はココ!>
かかとのふくらみの中央にあります。
ボールペンの裏などを使って押してみてください。
失眠は不眠緩和の代表的なツボ。
温めるとツボをさらに刺激できるのでお灸もオススメです。
<押し方>
ボールペンなどで押します。
怪我を防ぐために、先端が丸みを帯びているものを使用しましょう。
<お灸を使う場合>
お灸はドラッグストアなどで売っている簡易的なもので構いません。台座の部分が分厚いので火傷のリスクが低く安全です。
<お灸の効果>
お灸の原料となっているのは「もぐさ」と呼ばれるヨモギの葉の裏にある白い腺毛を精製したもの。もぐさの有効成分として代表的なものが「シネオール」という精油成分です。「シネオール」は、強力な消毒・殺菌・鎮静・鎮痛作用などがあります。また、体に温熱刺激を与えることで、血行が良くなり免疫力が上がったり、鎮痛効果やリラックス効果があると言われています。
<使い方>
台座のシールを剥がします。
ライターなどを使って火をつけます。
火が付いたら、失眠に貼ります。
すぐに火は消えますが、消えた後も温かさは残るので、2~3分程度貼っておきます。
つらい肩こりの緩和に「肩井(けんせい)」
ワーママだけでなく、日本人の多くが経験する不定愁訴※の肩こりです。実は両腕の重さは、体重の13%あるのですが、この重さを支えて、負担がかかる部分が肩です。自身の腕の重さもさることながら、子どもを抱き上げたりすればさらに負担がかかってしまいます。
※不定(ふてい)愁訴(しゅうそ)とは、漠然とした身体の訴えをいい、頭痛や肩こり、疲労感などが該当します。
<場所はココ!>
肩井は首を前に曲げたときに、首の付け根のでっぱる骨と肩先のちょうど真ん中にあります。
<押し方>
中指から小指までの4本の指を肩井に当て、垂直に引き下ろすように押します。全身の血行が良くなるため、冷え性に効果があったり、首・肩のコリや頭痛などにも効果があります。
<2人で行う場合>
肩井のツボを親指で押していきます。
1人で行うよりも力が入るのでよりほぐすことができます。
一緒に行うと効果アップ!肩のストレッチ
<肩の疲れに効くストレッチ①>
受け手の肩を押さえ、腕を曲げて後ろに引っ張ります。
料理やパソコン作業をしていると胸郭が縮こまってしまいます。胸郭を広げることで、筋肉がほぐれ血流も良くなります。
<肩の疲れに効くストレッチ②>
受け手の肩甲骨の下のカーブしているところを目安に4本の指を揃えて入れ、肩甲骨を剥がすようなイメージで腕を後方に引っ張り、反対の手で肩を動かします。この動作で肩甲骨のコリがほぐれ、肩の動きも良くなります。
▼図に表すとこんな感じ
<肩と腕の疲れに効くストレッチ③>
受け手は肘を折り曲げ、肩甲骨をさわります。
パートナーは脇を広げるようなイメージで腕を後ろにグッと引っ張ります。この動きが二の腕のストレッチになります。二の腕がほぐれると方の動きも良くなり、スッキリします。
まとめ
育児と仕事の両立で忙しい日々を送る中で疲れたと感じたらツボを押してみてください。ツボ押しは身体の疲れだけでなく精神的な疲れにも効果的です。積極的に取り入れて心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。