即効ツボ押し!疲れすぎ・ストレス解消するセルフケア
令和元年の5月は、史上初の10連休。旅行やレジャーで遠出をしたり、生活のリズムが変わったり、思いがけず疲れがたまりやすくなります。連休明けから一週間経ちましたが、例年以上の大型連休で、休暇モードから通常モードにスイッチを入れ替えるのが難しい人も多いかもしれません。
そんな人に、いつでもどこでもすぐできる「ツボ押し」をご紹介します。
目次
ツボ“推し“の理由
疲れやストレスを解消する方法として、サプリメントやビタミン剤を飲んだり、運動をしたり、様々な方法がありますが、ツボがおススメの理由は次の3つです。
グッズ不要!無料でできる
特別なグッズは不要で、自分の指で押すだけ。強く刺激したいときは、ペンの頭などを使って行うこともできます。
誰でも簡単にできる
専門的な知識は不要。おおよその場所さえ覚えておけば、あとは「痛気持ちいい」ところを押すだけで誰でもできます。
自然治癒力を目覚めさせる
ツボを刺激すると気のめぐり、血行が促進されることで、疲れを癒すだけでなく、身体本来の機能を高めると考えられています。
ツボ(経穴)は、身体にツボの組織があるわけではなく、レントゲンやMRIでも見えないものですが、ツボを刺激すると、気の流れがよくなり、身体機能のバランスが整って身体の不調が改善されるといわれています。
まだまだ神秘的なツボ(経穴)ですが、概念は古代中国で生まれ、以来2000年以上の長い歴史で身体の治療に使われ、効果も検証されてきました。世界保健機関(WHO)で承認されているツボの数は、なんと361穴!今回は、だれでも簡単に使えるツボ3つを厳選してご紹介します。
通勤中でも簡単にできる!ツボ3選
ツボは、「ちょっとだけ痛いけど、気持ちいい」というポイントを探して押しましょう。
・合谷(ごうこく)
首や肩のこり、便秘など様々な不調に特効のある万能なツボ。症状とツボの位置を忘れてしまったときなど困ったらとりあえず、合谷を押しておけばOK!
<場所はココ!>
位置は、親指と人差し指の骨が交わるところの、少し人差し指の方にあります。
<押し方>
手を前で組み、ツボを反対の手の親指で押します。
人差し指側に向かって力を入れて押します。
・手三里(てさんり)
胃腸の調子を整え、胃もたれをやわらげ消化不良を改善します。やる気が起きない、だるいといった、5月病によくある悩みにも効果があるといわれていいます。
<場所はココ!>
ひじを曲げた時にできるシワに、反対の人差し指をおいたときに、薬指があたる場所。筋に響くようなところがポイントです。
<押し方>
反対の手の親指の腹でおします。
両腕を組むようにして押せば、電車でもオフィスでも気軽にできます。
・百会(ひゃくえ)
自律神経を整え、イライラやくよくよした気の沈みを解消するツボ。疲れてぼーっとしているときや、頭痛、ストレスを感じた時に有効なツボ。
<場所はココ!>
頭頂部の真ん中。左右の耳の高い場所の延長線と、鼻の中心線が交わる場所にあります。
<押し方>
頭を手のひらで包むようにし、左右の中指の腹を重ねて押します。
痛かったり、ふくれている場合は、疲れすぎ・ストレスが溜まっているサイン。
まとめ
ツボは身体の各器官や内臓とむすびついていると考えられており、内臓の調子が悪くなると、その場所に関連するツボに「痛み」や「こり」となった反応が出ることがあります。
いつでもだれでも気軽にできるツボ押しですが、こりや傷みを発見することで、身体の不調に気づくこともできるのです。
5月病や日常のストレス対策だけでなく、自分の身体と向き合うセルフメンテナンスとしても取り入れてみてはいかがでしょうか。