Clean up
2019/3/30

エアコン掃除を徹底解説!自分でやる?プロに頼む?違いが分かるスマート掃除

お家のエアコン、お掃除していますか?夏に「クーラー」として冷房を使っていた過去とは違い、現在はエアコンの機能が進化して、冷暖房だけでなく除湿や除菌運転、湿度のコントロールや空気清浄など多機能になり、1年を通してエアコンを使うようになりました。使う機会が多くなると、当然エアコンは汚れるためお掃除が必要になります。

目次

今回は、そんな普段の生活にかかせないエアコンのお掃除を、プロの知識をもとに賢いお掃除方法を紹介いたします。

やらずにいられない!エアコンを掃除した方がいい理由

エアコンは壁の高い位置についているため、汚れが目につきにくく、ついついお掃除をし忘れるという方も多いのではないでしょうか?しかし、汚れは着実にたまっていきます。目に見えなくてもお掃除した方がいい理由は次の3つです。

やっぱりカビは発生する

エアコンで冷房を使うと、「熱交換器(アルミフィン)」と呼ばれる部分がキンキンに冷やされます。そこに部屋の暖かい空気を通すことで、エアコンから冷された風が室内に送り出されますが、同時にエアコンの中で結露が発生します。氷の入ったグラスに水滴ができたり、室内と外気温の寒暖差で窓に結露ができるのと同じ現象です。

赤い枠が熱交換器。ここに結露が発生しカビが…。

エアコンに限らず、カビが発生しやすい条件は次の通りです。
 ① 酸素があること
 ② 汚れなどのエサがあること
 ③ 水分があること
 ④ 人が快適と感じる温度

エアコンは室内の空気を吸ってはき出すことを繰り返しており、その過程で空気中のホコリがエアコンのあらゆる場所に付着してたまっていきます。①の酸素を取り除くことは不可能。④の温度も調整するのは難しい。そしてエサとなるホコリと結露でできた水分で、カビの発生しやすい条件が完璧にそろってしまいます。

効きが悪くなる

これは、エアコンの外側のカバーを外して「熱交換器」をむき出しにした状態の写真です。
エアフィルターでキャッチしきれなかったホコリが、熱交換器につもっています。
熱交換器は、数ミリの板状のアルミが、数ミリ単位の間隔をあけてずらっと並んでいます。この隙間に風を通して、冷やしたり暖めたりしていますが、隙間がホコリやカビなどの汚れで詰まっていると吸い込む力が弱くなったり、熱交換もしにくくなります。

すると、これまで快適と感じていた、風量設定や温度設定では同じ快適さが得られないため、余分な電力が必要となります。

次の表は、エアコンが汚れた状態と、熱交換器の部分も含めプロの分解洗浄を行った後の風量を測定した結果です。エアコンクリーニングをする前と後では、風量が約3~3.5倍の変化がありました。

エアコン風速の比較
  エアコン掃除前 エアコン掃除後
A宅 1.84m/s 5.17m/s
B宅 1.51m/s 5.34m/s

<測定方法>
風速計で風の勢いを、掃除前と掃除後で比較。風量は「中」設定で測定。
※汚れ具合などの状況で結果は変動します。必ずしも同じ結果が得られるわけではありません。
※2011年当社調べ

カビを部屋の空気中に排出して循環する

エアコンは換気扇のように外に空気を排出したり、外から空気を取り入れているわけではなく、室内の空気を吸ってはき出し、室内の空気をぐるぐる循環させています。

エアコンがカビで汚れている場合、一般的にはエアコンを10分つけると数百から千個ぐらいのカビの胞子が吹き出すといわれています。エアコンを汚れたままにして使用すると、知らないうちにカビの胞子を含んだ風をあびてしまっているかもしれません。

ココが汚い!エアコンを分解してみた

エアコンの汚れといえば、「フィルター」という名称でなじみのある「エアフィルター」のホコリ汚れ。エアコンから引き出したときに、もこもこのホコリを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

どのパーツにも共通している汚れは、ホコリ・花粉・黄砂・カビの汚れや、生活環境や設置場所によっては、たばこのヤニ・調理時の油汚れがよくみられるものです。

普段は目にしないエアコンの中をパーツ分解してのぞいてみましょう。

・吸い込み口
室内の空気を取り込む場所です。ほとんどのメーカー・機種はエアコン本体の上部についていることが多いです

エアコンは壁の上の方についているので、普段の生活で目にすることはありませんが、ホコリがつもっています。これを放置すると、エアコンの至るところにカビが発生する原因となります。お掃除では意外と見逃しがちな場所です。

・前面パネル
エアフィルターを掃除する際に開ける、エアコンの前側についたカバーです。カバーの外側はホコリ、内側はカビで汚れている場合があります。

・本体カバー
エアコン本体をおおっている化粧カバーです。機種によって複数のパーツに分かれている場合もあります。本体カバーは、固定されているため、普段は裏側を目にすることはありませんが、隙間や突起物などが多くホコリもつきやすく、カビも生えやすい場所です。

外す場合は、機種によってネジの数や場所も異なります。カバーの素材はプラスチックでできおり、小さな突起物も多く、無理に外そうとすると割れたり折れたりするおそれがあるため、プロに任せると安心です。

・吹き出し口
エアコンの風が吹き出す場所です。
光が当たらない場所なので、汚れを見つけにくい場所のひとつです。
スマホのライトなどで照らしてみると、黒い点々の汚れがついていることがあります。これもカビです。

・風向ルーバー
風を送る向きを変えるハネです。上下の向きを変えるもの、左右の向きを変えるものがついています。ハネの表裏、左右や隙間にカビがついています。

・エアフィルター
ホコリや花粉などのハウスダストをキャッチするのがエアフィルターです。
汚れていると、フィルターの目がつまり、さらに汚れが蓄積しやすくなります。

・空気清浄フィルター・集塵ユニット
空気清浄フィルターは、メーカーや機種等によって違いはありますが、空気中の臭いを脱臭したり、防臭効果、防カビ効果があるフィルターが使用されています。

集塵ユニットは、目の細かい不織布、または、電気を使って静電気を起こしてエアフィルターで回収しきれなかったホコリや花粉などをキャッチします。
水で洗えないフィルターや、枠だけは洗えるものなど、機種によってお手入れ方法は異なりますので、取扱説明書を確認してください。

・熱交換器(アルミフィン)
熱交換器は、フィルターで取り切れなかったハウスダスト、カビなどで汚れています。
無数の隙間があるため、大変汚れやすい場所ですが、素材が薄いアルミでできており、少しの力で変形してしまうため、プロに任せた方がよい場所です。

・ファン
ピサの斜塔のような円柱状のファンです。ハネがたくさんついており、これが回転することで風を送り出しています。

ここには、ハウスダストやカビがついており、隙間がたくさんあるため汚れやすい場所です。
エアコンをつけた時に、「なんだか臭いな…」という場合は、このファンが大きな原因となっている場合が多いです。

・ドレンパン
ドレンパンは、エアコン本体の奥について見えないため、分かりやすいように分解してみました。ドレンパンは、冷房をつけた時に発生する結露水を受けるお皿です。水はドレンパンから外に繋がっているホース(ドレンホース)を伝って排出されます。

スプレーで熱交換器を掃除したことがある場合は、スプレーの圧力では汚れが外に排出されず、ドレンパンにたまりカビの発生因子となっている場合があります。

ドレンパンは、特に夏や冷房を使うシーズンは水で濡れた状態になることが多いため、カビが多く発生しているケースが多くみられます。こちらも汚れた状態にすると、ニオイの原因になります。

以上がエアコンで汚れが多い主な場所です。

自分でできるエアコン掃除

エアコンはほとんどの部品がプラスチックでできています。強い洗剤を使用すると素材を傷めるおそれがあるため、洗剤を使用しなくてもキレイになる場合は洗剤は使用しないようにします。拭き掃除や水で落ちない場合は、中性洗剤(食器洗い用でOK)を使用してお掃除します。

エアコンの中はいったん汚れると、自分では手出しができなくなるため、汚れの入り口を中心に掃除するとよいでしょう。今回は、吸い込み口とエアフィルターのお掃除方法を紹介します。

吸い込み口

<用意するもの>
・針金ハンガー
・化繊の古着またはストッキング(タイツも可)

①針金ハンガーを細長く引き伸ばします。

②古着またはストッキングなどをかぶせます。

③ハンガーの先を曲げます。

④折り曲げた部分で吸い込み口を掃除します。

この方法なら、台に登らずに安全にお掃除ができます。

エアフィルター

<用意するもの>
・掃除機
・ブラシ
・タオル
・食器用中性洗剤(汚れが強い場合)

①前面パネルを開き、掃除機でエアフィルター表面の汚れを吸い取ります。

②フィルターをそっと外し、洗面所またはお風呂で洗います。フィルターは内側から、シャワーをあて水圧で汚れを落とします。外側からシャワーをあてると、網目に汚れが入り込み、取り除きにくくなります。

③水洗いで落ちない汚れ、フィルター表面を触るとペタペタする場合は油汚れがついている可能性があるため、中性洗剤をかけ、やさしくブラシで洗い、水でしっかりとすすぎます。

④タオルでしっかりと水分をふきとってから、フィルターを取り付けます。濡れているとカビの原因になるため乾いてから取り付けます。

プロのエアコン掃除

ブラシが届かない熱交換器は汚れが多い場所。プロのお掃除は、本体カバーも取り外して、エアコン専用に開発された洗浄剤と高圧洗浄機を使用して、奥まで徹底的に洗浄します。

手の届かないパーツも分解し高圧洗浄

洗浄剤の力で汚れを浮かし、10リットル以上の水でアルミ板の隙間に残った汚れや、ドレンパンに残った汚れごとキレイに洗浄していきます。

ニオイの原因、ファンをすみずみまで

ニオイのもとになりやすいファンも汚れが多くつく場所。熱交換器と同様にファンのハネも奥行きがあるため、高圧洗浄で徹底洗浄します。吹き出し口から流れる水に、点々とみえるのはカビなどの汚れ。


洗浄後の水はこんなに真っ黒。
油汚れが多い場合は、茶色っぽい色になります。

カビ予防

おそうじ本舗はエアコン掃除のプロ。プロのお掃除は、高圧洗浄でキレイにして終わりではありません。エアコンはどうしても汚れますが、キレイが長持ちするように、防カビ剤で仕上げるのがスタンダードです。

特にカビが気になる場合は、より性能の高い防カビコーティングもオプションでつけられます。

おそうじ本舗は、エアコンクリーニングの作業実績が140万台以上*のプロ集団です。
*2012年~2018年エアコンクリーニング実績 当社調べ

構造が複雑な、フィルター自動掃除付きのエアコンも全メーカー・全機種対応しています。
エアコンは手の届かない場所に多く汚れがついていますが、プロに依頼すれば汚れをいったんリセットできます。

自分でできる部分は自分で、できないところはプロに任せる。
賢くプロを使って、快適にエアコンを使用してはいかがでしょうか?

関連情報

エアコンクリーニングはおそうじ本舗

おそうじ本舗では、日ごろのお掃除から、分解クリーニングなどの専門清掃まで、汚れの状態やライフスタイルに合わせた洗剤や器材を使用し、お客様のご要望に合わせたプロのお掃除をご提供いたします。

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おそうじ本舗「エアコンクリーニング」

記事監修

1412店舗※を展開するハウスクリーニングのプロ「おそうじ本舗」や、全国235店舗※を展開するハウスコーティングのプロ「マイスターコーティング」の技術責任者たちが担当。

 

アメリカ・イギリス・中国など世界中の汚れと戦った経験、お掃除のプロを育てるトレーナーを長く務めた経験や、お客様へサービス提供して得られた声を生かしたサービスや商品の開発・改良に取り組む。

※2019年5月現在