水まわりのお掃除
面倒なお風呂(浴室)掃除は「浴室コーティング」で簡単・キレイ!
毎日使うお風呂は、水アカや皮脂汚れなどの汚れがたまりやすい場所です。汚れやカビの繁殖を防ぎ、浴室をキレイな状態に保つには、毎日欠かさずお手入れする必要があります。
しかし、忙しい暮らしの中でお風呂掃除にかける時間がないという方も多いのではないでしょうか。
お風呂掃除は面倒なものですが、少しの工夫で手間や時間を大きく減らせます。
この記事では、手間のかかるお風呂掃除をぐんとラクにする「浴室コーティング」についてご紹介します。
目 次
面倒なお風呂(浴室)掃除を毎日する理由
浴室は、入浴中に体から出た皮脂汚れや、シャンプー・ボディーソープなどのせっけんカスにより汚れやすい場所です。また水道水に含まれるミネラル成分は乾くと水アカとなり、これも汚れの原因となります。
汚れが蓄積するのを防ぐには、毎日のお風呂掃除が欠かせません。
掃除しないとピンク色のヌメリや黒カビが発生
浴室でよく見かけるピンク色のヌメリは、水分がある所ならどこにでも発生し、繁殖スピードも速いのが特徴です。このヌメリは黒カビの餌でもあり、ピンク色のヌメリを放置すると黒カビの発生につながります。
ピンク色のヌメリは、浴室用洗剤を使いスポンジでこすれば簡単に落とせます。一方、黒カビは一度発生して浴室の素材の奥深くまで根を張ってしまうと、簡単には落とせません。表面の黒カビを落としても、根が残っていればすぐに繁殖してしまいます。
また、黒カビを放置していると、健康被害につながるおそれもあります。
これらのリスクを避けるためにも、こまめなお風呂掃除で黒カビの発生を防ぐことが大切です。
黒カビを発生させないためにお風呂(浴室)を清潔に保つ
黒カビの胞子はどこにでも存在しており、条件がそろうと簡単に発生してしまいます。
黒カビが発生しやすい条件は、主に以下の3つです。
- 温度が20~30℃であること
- 湿度が60%以上であること
- 皮脂汚れやせっけんカスなどカビの栄養源となる汚れがあること
お風呂は黒カビが繁殖する条件を満たしやすい場所です。黒カビの発生を防ぐには、毎日掃除してカビの栄養源を取り除き、清潔な環境を維持する必要があります。
お風呂(浴室)掃除の負担を軽減する方法
毎日のお風呂掃除は、少し工夫するだけで大幅に負担を軽減できます。
ここでは、お風呂掃除にかかる労力を減らし、清潔な状態を長く保つための方法をご紹介します。
①お風呂上がりに浴室全体を洗い流す
入浴後、浴室の壁や床にはせっけんやシャンプーの泡が残っていることがあります。お風呂上がりにシャワーで浴室全体を軽く洗い流しておけば、汚れが固まり付着してしまうのを防げます。
②お風呂(浴室)の換気をする
お風呂を使ったあとは、しっかりと浴室を換気しましょう。換気扇を回す・窓を開けるなどして空気の流れを作り、湿気を外に逃がしてください。浴室内の湿気を取り除き乾燥させることで、カビが発生するリスクを減らせます。
③お風呂(浴室)の水気を拭き取る
換気に加え、浴室内に残った水気をタオルや水切りワイパーなどで拭き取るのも効果的です。浴室に水分が残ったままだと、水アカやカビが発生する原因になります。お風呂を使ったあとは浴室内の水滴を軽く拭いておくことで、水アカやカビの発生を防げます。
④汚れがつきにくい「浴室コーティング」を施す
浴室コーティングを施すことで浴室内を汚れから守り、清潔な状態を維持しやすくなります。コーティングのはたらきで水や汚れが弾かれ、水アカや皮脂汚れ、せっけんカスが付着しにくくなるため、普段のお風呂掃除がラクになります。
先にあげた①~③の対策を行う際にかかる時間を大幅に短縮できる点も、浴室コーティングの大きな魅力です。
お風呂(浴室)掃除を簡単にする「浴室コーティング」とは?
仕事や家事、育児に忙しい日々の中で毎日のお風呂掃除に十分な時間を割けない方には、浴室コーティングがオススメです。汚れやカビを防ぐコーティングで浴室内を保護することにより、水はけがよくなり、汚れも落としやすくなるため短時間でお風呂掃除を済ませられます。
防汚・防カビ・撥水効果・素材の保護など、浴室コーティングにはさまざまな種類があります。コーティング材の種類や浴室に使用されている素材により施工時間は異なりますが、1日で完了するケースがほとんどです。
こんな場合に「浴室コーティング」がオススメ
- 忙しくて掃除の時間が限られている
- 汚れが落ちにくく、こすり洗いが面倒
- 浴室内の水はけが悪く、水アカがつきやすい
- 浴槽や浴室内のツヤや光沢がなくなってきたと感じる
- 新居に引越したばかり
コーティングが施された浴室は、汚れがつきにくく掃除も簡単です。新品の浴室でも、コーティングされていなければ汚れが付着しやすい状態です。新居に引越した際には、早めに浴室コーティングを施しておくことでキレイな状態を維持できます。
コーティングは、浴室を使っていくうちに剥がれて効果が薄くなっていきます。汚れが落ちにくくなったり、光沢がなくなったと感じたりしたら再施工を検討するとよいでしょう。
「浴室コーティング」は自分でする?業者に頼む?
お風呂掃除の手間を減らしてキレイな浴室を維持するには、浴室コーティングが有効です。しかし、業者に依頼した場合はある程度の施工費用がかかります。市販のコーティング剤を使い自分でコーティングすればコストを抑えられますが、素人の技術では満足のいく仕上がりにならないことが少なくありません。
ここでは、浴室コーティングを自分で行う場合と、業者に依頼した場合それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
自分で「浴室コーティング」する場合のメリット・デメリット
自分で浴室コーティングする1番のメリットは、費用を抑えられることです。市販のコーティング剤を購入するだけで済むため、数千円程度で施工できます。
一方で、事前準備や施工に手間と時間がかかるというデメリットもあります。また、コーティング剤をムラなく均等に塗布する必要があり、キレイに仕上がらない可能性も考えられます。さらに、市販のコーティング剤の中には、一度塗ると剥がすことができない物もあり、失敗するともとに戻せなくなるリスクもあります。
【浴室コーティングの施工手順】
- 浴室の汚れ・水アカ・カビなどを除去してキレイに掃除する
コーティングを始める前に、浴室全体の汚れをキレイに取り除きましょう。汚れやカビまでコーティングしてしまうと、落とせなくなってしまいます。
また、掃除が不十分だとコーティング後の表面に凸凹が残ったり、効果の持続期間が短くなったりすることがあります。頑固な汚れはこすり落とし、できるだけ表面がなめらかになるように磨いて下地処理を行ってください。
汚れの度合によってはキレイに汚れを落とせない場合もあり、浴室コーティングを自分でするのは意外と難しいのです。目に見えない汚れもコーティングの仕上がりに影響を与えるので、コーティング前の掃除と下地処理は特に念入りに行ってください。 - 水分をしっかりふき取って、浴室を乾燥させる
キレイに汚れを除去したら、水分をふき取り、しっかりと浴室内を乾燥させてください。水気が残っていると、コーティング剤がうまく定着しません。 - 浴室にコーティング剤を均等に塗る
コーティング剤をムラなく均一に塗布します。最初の下地処理が不十分な場合、キレイに塗布するのは難しく、塗りムラがあると仕上がりや効果の持続に影響が出ます。 - コーティング剤を乾燥させる
コーティング剤を塗り終えたら乾燥させます。コーティング剤が完全に乾くまでの時間は製品により異なりますが、数時間~半日程度かかります。乾くまでの間は、手で触れたり水がかかったりしないよう注意してください。
業者に「浴室コーティング」を依頼するメリット・デメリット
浴室コーティングを業者に依頼する場合、費用が発生する点がデメリットです。
しかし、コーティング作業には技術が必要とされ、自分で行うには手間もかかるため、業者にすべて任せることで負担を軽減できます。また、プロの技術でキレイに仕上げてくれるという大きなメリットもあります。
業者にはコーティングに関する豊富な専門知識があり、浴室の素材に適したコーティング剤を選定してくれます。さらに、防汚や防カビといった目的に合わせたコーティング剤の提案も受けられるため、安心して任せられます。
また、コーティング前に行う汚れの除去や傷の修復といった下地処理も業者が対応するため、自分で施工するよりもキレイに仕上がり、高い効果を期待できます。
仕上がりのよさやコーティング効果の持続期間を重視するのであれば、費用がかかっても業者に依頼するのがオススメです。
お風呂(浴室)掃除は水で流すだけ!おそうじ本舗の「お手入れ簡単コーティング」
おそうじ本舗の「お手入れ簡単コーティング」は、「犠牲被膜」という独自理論を採用したコーティング剤で定評のある“KeePer”と、ハウスクリーニングのプロであるおそうじ本舗の共同開発により誕生したサービスです。撥水効果や防汚効果、素材保護力に優れており、汚れや傷から浴室を守ることができます。(※1)
最初にプロのクリーニング技術でカビや水アカ、皮脂汚れなどの頑固な汚れをしっかりと除去してから、浴室コーティングを施してキレイな浴室をよみがえらせます。
また素材の表面についた傷をコーティングで埋めて目立たなくする効果もあるため、多少の傷がついていても施工が可能です。(※2)
(※1)すべての汚れの付着を防ぐものではありません。
(※2)コーティング施工箇所は浴槽・カウンター・水栓金具(蛇口等)となります。
「お手入れ簡単コーティング」の特徴
「お手入れ簡単コーティング」を施すことで、毎日のお風呂掃除にかかっていた時間を大きく短縮できます。
撥水効果と防汚効果で毎日のお手入れが超簡単
優れた撥水効果と防汚効果により、付着した汚れが落ちやすくなります。(※3)
(※3)すべての汚れの付着を防ぐものではありません。
毎日のお手入れは、入浴後にシャワーをかけて表面についた汚れをさっと洗い流すだけで済み、超簡単です。水はけもよいので、水アカを防ぐための水切り作業も不要です。
汚れが気になってきたら、浴室用洗剤とやわらかいスポンジで優しくなで洗いする程度で十分にキレイになります。メラミンスポンジなどの硬いスポンジを使ったり、ゴシゴシとこすったりする必要はありません。
素材保護で傷がつきにくい
ついた傷が深くなり、隙間に汚れがたまりやすくなるのも汚れる原因の1つです。コーティングで傷から守ることにより、汚れが蓄積するのを防ぎ、輝きを長期間持続させることができます。
コーティング効果は約1年持続
コーティングの効果は、定期的なメンテナンスを行わなくても約1年間持続(※4)します。
(※4)試験内容:コーティング剤を塗布した試験片に対し、スポンジに中性洗剤をつけて摩擦試験を行ったところ、1年間分の清掃を想定した摩擦回数を超えても、塗膜の破れ及び摩擦による素地の露出が認められなかった。使用状況に応じて持続効果や期間は異なります。
定期メンテナンスで高い効果が持続
定期メンテナンスを行うことで、劣化した表面の被膜だけを専用剥離剤で取り除き、コーティングの入れ替えが可能です。素材そのものを傷めることなく光沢を与え、保護効果も維持できます。
施工時間が短い
浴室クリーニングとコーティング作業は約4時間で完了します。施工当日の入浴も可能です。
滑りにくくなる
コーティング後は滑りにくくなるため、転倒などのリスクも軽減されます。(※5)
(※5)試験内容:スリップ軽減について、FRP製の浴槽にて人工皮膚シート(1kgの重りを付けたもの)で検証、コーティング未施工の場合よりも滑りにくくなることを確認。スリップ軽減は、転倒防止を保証するものではありません。
洗剤の使用量が減る
日常のお手入れはシャワーで洗い流すだけで十分です。洗剤の使用量を減らし、エコな生活をサポートします。カビ取り剤などの強力な洗剤を使う必要もないので、環境への負荷も減らせます。
この記事の監修者
ハウスクリーニング商品開発尾崎 真
おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者を務め、国家資格であるハウスクリーニング技能士。 住まいのお掃除のコツや、暮らしに関するテクニックなど、お家で役立つ情報について満足していただける内容の改修を行っています。
おそうじ本舗 自分でできるお掃除術 監修者について