水まわりのお掃除
洗濯機の排水口やまわりを掃除するコツと便利なお掃除グッズ
洗濯機まわりは、狭くてお掃除しにくいと思いませんか? いざお掃除しようと思っても、「洗濯機が邪魔で、汚れまで手が届かない」「どうやって洗濯機を動かせばいいのか分からない」場合もあるのではないでしょうか。また、普段お掃除する機会の無い洗濯機の排水口は、水漏れやゴミ詰まりなどが起きると、非常に面倒なことになります。
水がきちんと排水されずに床が水浸しになったり、ニオイが充満してしまったり、最悪洗濯機が壊れてしまったりと、大きなトラブルに発展してしまうかも……。さらに、排水口の水漏れが原因で床が腐ってしまうなどの二次災害が起きてしまう可能性もあります。そこで、洗濯機まわりや排水口を手際良くお掃除する方法をご紹介いたします。
目 次
洗濯機まわりをお掃除するタイミングは?
洗濯機は購入して一度設置すると、なかなか移動させる機会がありません。何度も移すのは面倒なので、洗濯機まわりのお掃除と排水口のお掃除は一緒に行った方が効率的です。ある程度まとまった時間が必要なので、休日や年末などに時間を押さえて行うことをオススメします。ただ、一人で洗濯機を動かすのが不安という方は、無理せず業者にお願いするか、誰かに手伝ってもらえる日にお掃除するようにしましょう。
また、洗濯機まわりをお掃除する際は、洗濯機の近くにある棚やカゴなどをいったん別の場所に移してみてください。洗濯機周辺をスッキリさせると、失くしたと思っていた洗濯物が落ちていたりするかもしれません。
洗濯機を簡単に移動させる方法
一般的な全自動洗濯機は、本体の重さが35kg前後のタイプが多いです。これだけ聞くと「重そう……」と思われるかもしれませんが、洗濯機は意外と簡単に動かせるので、移動させる手順をご紹介いたします。
洗濯機のコンセントを抜く
洗濯機の電圧は非常に高くて危険です。万一の感電事故を防ぐために、洗濯機の電源を切ってコンセントを抜いておきます。
洗濯機の水抜きをする
洗濯機の水は、しっかり排水しておきます。まず、水道の蛇口を締めて、給水ホースを抜きます。水道の蛇口を締め忘れていると、洗濯機を動かしたときに給水ホースが外れて水が勢いよく飛び出し、周囲が濡れてしまいます。必ず蛇口をひねって、水が出ない状態にしておいてください。その後、洗濯機を排水ホースの方向に少しだけ傾けて、ホース内に残った水もきっちり抜けば、水抜きは完了です。
洗濯機を少しずらしながら動かす
洗濯機の左右を持ち、右・左と片方ずつ交互に動かします。前にずらしても横にずらしても大丈夫です。洗濯パン(洗濯機を置く台)がある場合は、洗濯機全部を洗濯パンの外に出すと戻すのも大変になるので、洗濯機の前もしくは横だけを出しましょう。ただし、実際に動かしてみて少しでも無理だと感じたら、強引に動かすのは止めてください。無理に動かすと、洗濯機周辺の壁や床を傷つけたり、思わぬケガをしてしまう場合があります。
洗濯機の排水ホースと前面パネルを確認する
洗濯機を移動させるときは、排水ホースの位置を必ず確認するようにしてください。排水ホースが変な方向に折れ曲がったり洗濯機で踏みつけると、水漏れなどのトラブルが起きる場合があります。また、洗濯機の前面パネルが外せるタイプであるかを事前に確認しましょう。前面パネルを外すことができれば、移動させなくても洗濯機の下をお掃除できることがあります。
洗濯機まわりをキレイにするお掃除グッズ
工夫次第では、洗濯機を動かさずにお掃除することも可能です。キレイにしたいけど、洗濯機を移動させるのはやっぱり抵抗がある……という方に便利グッズをご紹介いたします。
狭い隙間のホコリを取るオリジナルアイテム
長い棒や針金ハンガーなどに布を巻き付け、タイツやストッキングを被せるだけで、洗濯機と壁の隙間にあるゴミを取れるお掃除グッズの完成です。静電気の力でホコリが取れやすく、狭い隙間にも入れることができます。
洗濯機の下や横のゴミを取るフローリングワイパー
洗濯パンが無い場合は、床掃除に使っているフローリングワイパーを使いましょう。洗濯機の下や横の隙間に入るので、簡単にお掃除できます。
洗濯機を乗せるキャスター付きの専用台
お掃除グッズではありませんが、洗濯機を乗せるキャスター付きの専用台が販売されています。このような台に洗濯機を乗せておくと、移動が非常に簡単になるので、お掃除の時短に繋がります。
洗濯機の排水口をキレイにするお掃除グッズ
- 雑巾
- スポンジ
- 古歯ブラシ
この3点さえあればOK。排水口が傷付いてしまうので、タワシの使用は避けましょう。排水口の汚れは意外にスルっと落ちるので、基本的に洗剤や特別な掃除道具は必要ありません。
洗濯機の排水口を簡単にお掃除する方法
- 排水口から排水ホースを抜く。
- 目皿(網上になっている蓋のようなもの)を外す。
- 外せる部品(排水筒、排水ガイド筒、平パッキン、仕切筒)を取り外す。
- 髪の毛や糸くずを取り除き、排水口内を古歯ブラシで擦り洗いする。
- 取り外した部品をスポンジで水洗いする。
- 水気を拭き、部品を全て元へ戻して完了です。
排水口の部品を取り外す際は、外した順番や向きを忘れないようにしてください。また、取り外せない部品は無理に取らない方が良いです。ついつい放置してしまいがちな洗濯機まわりや排水口は、トラブルが起きる前にキレイにしておきたいですね。年に1〜2回程度は汚れをチェックしてお掃除することで、清潔な状態をキープしましょう。
この記事の監修者
ハウスクリーニング商品開発尾崎 真
おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者を務め、国家資格であるハウスクリーニング技能士。 住まいのお掃除のコツや、暮らしに関するテクニックなど、お家で役立つ情報について満足していただける内容の改修を行っています。
おそうじ本舗 自分でできるお掃除術 監修者について