外壁のお掃除
外壁が汚れる原因とは?自分でできる洗浄方法と業者に依頼する際のポイント
家の外壁が汚れてきたけれど、掃除方法がわからずに悩んでいませんか?
外壁の汚れを放置すると見た目が悪くなるだけでなく、塗装の劣化を早める原因にもなるので、早めのお手入れが大切です。
この記事では外壁が汚れる主な原因を解説し、自分で手軽にできる洗浄方法と、プロの業者に依頼する際のポイントを分かりやすくご紹介します。汚れをキレイに除去し、まるで新築のような美しい外観を取り戻しましょう!

目 次
外壁が汚れる原因
外壁が汚れる原因は、環境や立地、建物の構造などによってさまざまです。特に目立ちやすい汚れには、次の4つがあります。
- カビ・コケ・藻
- 土砂や排気ガス
- 換気口から出る汚れ
- 雨水による雨だれや水垢
これらの汚れは、それぞれ特有の理由で外壁に付着します。ここからは、なぜこのような汚れが発生するのか、詳しく解説していきます。
カビ・コケ・藻

建物の北側や東側の外壁だけが汚れていることはありませんか?
これは偶然ではなく、きちんとした理由があります。
建物の東や北側は直射日光が当たりにくいため、湿気がたまりやすい環境になります。そして、湿度が高い状態が続くとカビやコケ、藻が発生しやすくなり、緑や黒っぽい汚れとして目立つようになるのです。
特に雨が多い季節や湿度の高い地域では、こうした汚れがつきやすくなります。
土砂や排気ガス

周囲の環境も、外壁に大きな影響を及ぼします。近くに公園や森、農地がある地域では、風に乗って飛んでくる土砂や花粉、植物の胞子が外壁に付着し、汚れの原因になります。
さらに、交通量の多い道路のそばに建つ建物では、排気ガスやタイヤの摩耗による粉塵が外壁に付着し、黒ずみとなって目立つことがあります。特に建物の低い位置や風の吹きだまりになりやすい部分は、この汚れが顕著に現れます。
換気口から出る汚れ

キッチンや浴室の換気口周りは、特に汚れが目立ちやすい部分です。換気扇を通して排出される油を含んだ空気や湿気が外壁に付着し、ベタつきや黒ずみの原因となります。
この油汚れを放置すると、ベタついた部分にチリやホコリが吸着しやすくなり、さらに汚れが蓄積してしまいます。特にキッチンの換気口付近は、料理の油煙の影響で汚れが頑固になりやすいため、定期的なチェックと掃除が必要です。
雨水による雨だれや水垢

窓枠や換気口の下にできる黒い筋状の汚れは、雨水が原因です。雨だれや水垢が発生すると、外壁に線状の汚れが残り、見た目を大きく損ねてしまいます。これらは風雨にさらされやすい場所ほど目立つ傾向があります。
外壁の汚れは、単に見た目の問題だけでなく、放置することで塗装の劣化が進むリスクがあります。定期的に汚れの状態を確認し、適切に対処することで、建物の美観と耐久性を保ちましょう。
自分で外壁を洗浄する方法

外壁の汚れが気になったら、まずは自分でできる範囲で洗浄してみましょう。手が届く部分や軽度の汚れであれば、自分で掃除するだけでキレイにすることができます。ここでは、必要な道具や具体的な手順をご紹介します。
必要な道具
自分で外壁を洗浄する際に揃えておきたい基本的な道具は以下の通りです。
- 外壁専用の洗剤(ホームセンターなどで販売しています)
- 洗車ブラシなどの柔らかいブラシ
- ホースリール
- ゴム手袋
- バケツ
外壁を洗浄する手順
- 汚れを軽く流す
まずは、外壁に水をかけ、大まかな汚れを流します。
このとき、隣の建物に水が飛び散らないよう注意しましょう。 - ブラシで擦る
汚れている場所を洗車ブラシで擦りましょう。
土砂やホコリなどの軽い汚れであれば擦るだけで落とせるので、無理に洗剤を使う必要はありません。 - 洗剤を塗布する
汚れが落ちない部分には、外壁専用の洗剤を吹きかけます。市販の外壁専用洗剤は、数日~数週間かけてゆっくりと汚れを分解するものが主流です。塗布後はそのまま放置し、定期的に汚れが落ちているか確認してください。
汚れが落ちないようであれば、もう一度洗剤を吹きかけて様子をみましょう。
自分で外壁を洗浄する際の注意点

手が届く範囲の汚れや軽度の汚れは自分で洗浄することができます。ただし、高所や頑固な汚れは自分で対処するのが難しい場合があります。無理をすると思わぬトラブルや建物へのダメージにつながることもあるため、必ず以下のポイントを抑えておきましょう。
風のない晴れた日に行う
外壁洗浄は天候に左右されやすい作業です。風が強い日はホコリが舞って汚れがつきやすくなるだけでなく、水が思わぬ方向に飛び散ることもあります。晴れて風の少ない日を選ぶことで、効率的かつ快適に作業ができます。
高所で作業をしない
手が届かない高さの汚れが気になる場合でも、脚立や屋根に登っての作業は非常に危険です。無理をすると転倒やケガのリスクが高まります。
安全を最優先に考え、高所の作業が必要な場合はプロに依頼しましょう。
強い洗剤を使用しない
油汚れ用の強力な洗剤やカビ除去剤は、外壁の塗装を傷める可能性があります。外壁専用の洗剤以外は使用しないようにし、必ず使用上の注意を守って適切に使いましょう。
市販の高圧洗浄機を使わない
高圧洗浄機はキレイに外壁の汚れを落とせそうに見えますが、塗装が剥がれたり、外壁の隙間から水が入り込んで内部を傷める恐れがあります。特に市販の高圧洗浄機は出力が調整しづらいため、外壁には使用しないことをおすすめします。
これらの注意点を守ることで、安全に自分で外壁をキレイにすることができます。無理をせず、自分でできる範囲で洗浄を行い、難しい場合はプロに依頼するよう心がけましょう。
業者に外壁洗浄を依頼するポイント

自分で掃除をするのが難しい場合や、頑固な汚れが落ちない場合は、プロの業者に依頼するのが安心で確実です。外壁洗浄を依頼する際には、以下のポイントを押さえて業者を選ぶと、費用や仕上がりの満足度が高まります。
費用を抑えたいなら手洗い洗浄業者を選ぶ
専門業者が行う外壁洗浄には「手洗い洗浄」と「高圧洗浄」の2つの方法があります。
手洗い洗浄を行う業者は、足場を組む必要がない場合が多いため、費用を大幅に抑えることができます。また、部分的な洗浄にも対応しており、外壁の1面だけを指定して洗浄してもらうことも可能です。
さらに、作業時間が短く、通常1日で完了するため、手軽に依頼できるのも大きなメリットです。
一方、高圧洗浄を行う業者の場合、2階建て以上の建物では足場の設置が必要となるため、足場代だけで数十万円の費用がかかることもあります。加えて、作業期間が1週間以上かかるケースも多く、近隣住民への配慮も必要になるため、コストや費用がかさみやすいです。
コストを抑えつつ、手軽に外壁をキレイにしたい方には、手洗い洗浄を行う業者がおすすめです。予算や作業の規模に合わせて、最適な方法を選びましょう。
塗装を勧められた場合は慎重に判断する
外壁洗浄を依頼する際、専門の洗浄業者が少ないことから、塗装会社に依頼することも少なくありません。ただし、塗装会社は本業が塗装であるため、築年数が10年以上経過している建物の場合は「洗浄だけでなく塗装をしたほうがいい」と勧められることがあります。
塗装には一般的な2階建て住宅で100万円以上の費用がかかることもあります。しかし、築10年未満で塗装や目地に大きな劣化がみられない場合は、洗浄だけでも十分キレイになることがほとんどです。そのため、塗装会社に依頼する際は、「洗浄のみを希望する」という意向を事前にしっかり伝えてください。
定期的な洗浄で外壁を長持ちさせよう

外壁は、新築からわずか5年ほどで汚れが目立ち始めることがあります。汚れをそのまま放置すると、様々なリスクの原因にもなりかねません。
定期的に洗浄を行い、汚れを落としておくことが大切です。
定期的な洗浄のメリット
外壁は風雨や紫外線などの影響を日々受けているため、汚れや劣化が避けられません。特に放置された汚れは塗装の表面を傷める原因になり、やがて剥がれやひび割れを引き起こします。そのため、定期的に外壁を洗浄することは、美観を保つだけでなく、塗装の保護にもつながるのです。
プロの業者に依頼するタイミング
頑固な汚れや高所の汚れが目立つようになってきた、または自分では洗浄するのが難しいと感じるときは、プロの業者に依頼するのがおすすめです。専門的な技術と道具を使い、外壁を傷めることなく徹底的にキレイにしてくれます。
おそうじ本舗の「外壁手洗い洗浄」なら短時間で新築のように蘇る!

外壁の汚れが気になるけれど、高所の作業や頑固な汚れに対応するのが難しいと感じている方におすすめなのが、おそうじ本舗の「外壁手洗い洗浄」サービスです。プロの技術で外壁を徹底的にキレイにし、美しい外観を取り戻します(※)。
作業時間が短い
おそうじ本舗の外壁手洗い洗浄は、足場を組む必要がないため、作業時間が大幅に短縮されます。一般的な外壁洗浄のように日数がかかることはなく、1日で作業が完了することがほとんどです。忙しい方にもぴったりのサービスです。
足場を組まないから費用が安い
足場を必要としないため、設置や撤去の費用がかからず、手軽に依頼できます。部分的な洗浄にも対応しているので、特に汚れが気になる1面だけを洗浄したい場合にも柔軟に対応可能です。
塗装を傷めにくいので安心
高圧洗浄機を使用しない手洗い洗浄なので、外壁の塗装を傷める心配がありません。プロのスタッフが作業前に塗装の状況を確認した上で、適切な道具と洗剤を使用し、外壁に優しい方法で汚れをしっかりと落とします。
どれくらい汚れが落とせるのか気になる方は、お試し施工で実際に体験していただくことも可能です。ぜひ、おそうじ本舗の「外壁手洗い洗浄」で、新築のような輝きを実感してください!
※汚れの状況により、完全に除去できない場合がございます。
この記事の監修者

ハウスクリーニング商品開発尾崎 真
おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者を務め、国家資格であるハウスクリーニング技能士。 住まいのお掃除のコツや、暮らしに関するテクニックなど、お家で役立つ情報について満足していただける内容の改修を行っています。
おそうじ本舗 自分でできるお掃除術 監修者について