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お掃除雑学

お掃除に役立つ! 不要な衣料品・歯ブラシで作る便利なお掃除グッズ

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スーパーやホームセンターで数多く売っているお掃除グッズ。買うと意外に高かったり、置き場所にも困りませんか? そこで、ご家庭で捨てる物を使って簡単に作れるお掃除グッズをご紹介いたします。元々捨てる物をちょっと活用するだけなので、お金もかからず、経済的です。

不要になった衣料品

不要になった衣料品がお掃除グッズに変身

着なくなった服を買い取りしてくれる業者もありますが、ブランド品ならまだしも、すべてを買い取ってくれる訳でもないので、破れたら捨てる方も多いのではないでしょうか。しかし、捨てるのはちょっと待ってください。衣料品は様々な素材が使われていますが、その素材別に特色があり、上手く活用するとこの上なく高性能なお掃除グッズに早変わりします。

綿製品

綿製品

これは、大変貴重な素材です。そもそも綿花は高価ですので、捨てるなんてもったいです。綿の最大の特徴は、「抜群の吸水力」と素材を傷めない「天然生地の優しさ」です。ハウスクリーニングのプロも、綿の白ウエス(雑巾)を愛用しています。浴室、キッチン、フローリングなど、多くの場所で拭き掃除に活躍します。唯一の欠点は、傷んでくると毛羽立ち(ホコリ)が出て来ることです。そのため、傷んだ場合は仕上げ拭きには向きません。

フリース

フリース

軽くて肌触りが良く、温かくて冬に重宝するフリース。昔は、アウトドアブランドのアウターに使われていて高価でしたが、最近は買いやすくなり、ひざ掛けや様々な商品に使われるようになりました。このフリース(特に安物)の最大の特徴は、静電気が起きやすい点です。

着ているとホコリが付きがちですが、これを逆手に取ると、最強のホコリ取りクロスになります。手のひらサイズに切ってテレビの近くに置いておけば、いつでもサッとひと拭きでホコリを取ってくれる便利なクロスになります。

ストッキング

ストッキング

静電気がフリースよりさらに強いのが、ストッキングです。これは、最強です。バチバチです。針金ハンガーに被せて、冷蔵庫の下に入れてみてください。大量のホコリを取ることができます。

ナイロン・アクリル素材

ナイロン・アクリル素材

化学繊維素材の洋服は、水まわりのお掃除に大活躍します。ナイロンやアクリルは繊維が適度に硬くて吸水性がほとんど無いので、非常に研磨力が強く、石鹸カスや水アカを落とすのに最適です。試しにアクリルのセーターの切れ端で、洗剤を付けずに水だけで洗面ボウルと蛇口をゴシゴシ擦ってみてください。ビックリするくらいキレイになるはずです。注意事項としては、テレビの画面や塗装面など、キズが付きやすい素材には使用しないようにしましょう。

ハウスクリーニングのプロが使う専用器材も、上記の素材の特性を活かした上で耐久性を高めた物がほとんどです。着なくなった衣料品は、すぐ捨てるのではなく、お掃除グッズなどに活用してみましょう。

適度なコシがある歯ブラシの魅力

古い歯ブラシ

昔からお掃除に古くなった歯ブラシを使う人は多くいますが、ハウスクリーニングのプロも意外と使っています。実は、ハウスクリーニングのプロたちはブラシの「コシ」をとても重要視しています。柔らかすぎず、硬すぎず、適度なコシを持った大小様々なブラシを使い分けて、作業効率アップを図っています。当然、業務用の道具もありますが、汚れの付き具合やお掃除の箇所によって使いやすいブラシ・使いにくいブラシが明確にあるので、歯ブラシにも活躍の場があります。

古い歯ブラシの3段活用

まず、古い歯ブラシは先が広がってしまっているので、そのままでは使い物になりません。ハサミで毛先を切って揃えることで、隙間用ブラシとして使うことができます。手の届きにくい隙間、でもキズを付けたくない場所のお掃除に最適です。スイッチパネルやリモコン、パソコンのキーボードなどの隙間をキレイにしたいときにオススメです。

次に、もっと硬くてコシのあるブラシとして使いたい場合は、思い切って歯ブラシの毛を半分くらいにカットします。すると、ブラシの硬さが出てくるだけでなく、毛の密度も濃くなります。このブラシは、カビが生えているタイルの目地やパッキン、また蛇口の水アカを擦り落とすなど、ある程度研磨力がいる箇所に使えます。クレンザーを付けて、こびり付いた細かい汚れを取り除く際にも活用してください。

 古い歯ブラシ

最後に、古い歯ブラシが何本かまとめてある場合に作れるのが、名付けて「グルグルブラシ」。これは歯ブラシを放射状に並べて、ラップやテープなどでしっかり固定することで、どの方向にもブラッシングできるようになります。主にキッチン・浴室の排水口内部をお掃除するときに活躍します。

このブラシを突っ込んでグルグル回すことで、ヌルヌルした箇所の汚れを手を汚さずにキレイに取ってくれるので、非常に重宝します。あまりにも汚れがごっそり取れてしまい、洗うのが無理!という場合は、そのまま捨ててしまえばいいのです。だって、どうせ捨てる予定だった古歯ブラシですから。

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この記事の監修者

ハウスクリーニング商品開発尾崎 真

おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者を務め、国家資格であるハウスクリーニング技能士。 住まいのお掃除のコツや、暮らしに関するテクニックなど、お家で役立つ情報について満足していただける内容の改修を行っています。

おそうじ本舗 自分でできるお掃除術 監修者について