キッチンのお掃除
食器棚・食材収納箇所をお掃除してキッチンを整理する方法
キッチンの食器棚は、一見汚れていないように見えて、日頃のホコリや手アカなどで汚れている場合があります。また、食材を収納している箇所は、袋からこぼれた物や粉、ホコリなど、様々なゴミで汚れがちです。それらは、ダニをはじめとする害虫やカビの温床になることも。
さらに、「探したい物がどこにあるのか分からない」「開封した物があったのに、間違えて同じ物を開けてしまった」「必要以上にストックを買ってしまった」など、お悩みの方も多いのではないでしょうか? 整理整頓することで、余分な食材を買ってしまったり賞味期限が過ぎてしまうことを防いだりと、節約効果が期待できます。
そこで、食器棚や食材収納箇所を簡単にお掃除する方法をご紹介いたします。
食器棚をお掃除する際のコツ
食器棚に食器や物が入っていると、1つずつ食器などをかき分けながらお掃除をすることになるので、効率的ではありません。一度、食器棚の物を取り出して、お掃除の邪魔にならない場所に移動させましょう。お掃除のコツは、「上から下に」が基本です。上から下に向けてホコリ・ゴミを落します。
次に、掃除機で引き出しのホコリ・ゴミを吸い取ってキレイにしましょう。外せる引き出しは一度引き出し、ひっくり返して軽く叩いて落しても大丈夫です。食器棚のレールや隅は、綿棒を使って取り除くと、無理なくお掃除できます。
その後、水に浸して固く絞った雑巾などで、上から順に拭き掃除をします。汚れが酷い箇所には、中性洗剤を使用します。ガラス面は、ガラス用洗剤を使って上から下、ガラスの内側から外側の順にお掃除します。洗剤を使用する場合は、塗装が変色したり色落ちする場合があるので、目立たない場所でテストしてからにしましょう。拭き掃除が終わったら、から拭きをしてしっかり乾燥させます。
食器棚の物を見直して断捨離
茶碗や汁椀、お皿や鉢物、グラスやカップ、カラトリーや箸など、食器棚の物は種類ごとに分けてみましょう。欠けていたり使わなくなった必要の無い物は、処分する、リサイクルショップへ持ち込む、友人に譲るなど、見直して断捨離することをオススメします。
食器を収納するときのポイント
よく使う食器は、腰の高さから目の高さの位置に配置すると、取りやすくなります。使用頻度が低くて軽い物は、食器棚の上の方に、使用頻度が低くて重い物は、下の方に収納しましょう。毎日使う食器は、カゴなどにまとめておくと、出し入れや片付けが簡単になります。
また、余裕をもって収納できる量なのかを考えましょう。スペースが空いているとつい詰め込みたくなりますが、ぎゅうぎゅうに詰め込みすぎると、取り出しにくくて使いづらくなります。上部や横の空間を作り、スムーズに出し入れできる“遊び”の部分を残しましょう。
食材収納箇所のお掃除方法
食材収納箇所をお掃除する際も、カゴやケースの中から一度、食品など中の物を取り出します。カゴやケースが空になったら、掃除機の隙間ノズルを使ってホコリやゴミを取り除いていきます。籐のカゴは、網目にホコリなどが入り込んで溜まりやすいので、しっかりお掃除しましょう。ひっくり返して軽く叩くと、ゴミが落ちやすいです。
食材を収納するときのポイント
取り出した物は、賞味期限が過ぎていたり使わないと判断したら、処分を検討してください。食材を収納する際のコツは、開封した物と未開封の物を分類することです。分類すれば、開封してあるのにまた同じ物を開けてしまったということを防げます。
次に、缶詰、油類、粉類など重い物と海苔などの乾物、出汁(昆布、煮干し、鰹節など)、小麦粉、片栗粉、塩、砂糖などの種類に分けます。無理に細かく分けるとかえって使いづらくなるので、使用頻度に応じて使いやすいように分類します。
収納するときは、カゴやケースに入れて種類ごとにまとめます。カゴやケースにラベルシールを貼っておけば、どこに何が入っているか一目瞭然。さらにケースに立てて収納すれば、探しやすくなり、使いたいときにすぐ見つかります。ビン類やボトルなど重い物は下の方に、いつも使う物はよく使う引き出しに収納します。重いビン類などは、床下に収納しても良いでしょう。
入りきらない食材をシンク下に収納したいと思う方もいるかもしれませんが、排水管があるので湿度が高く、変質を早める場合があるので食品の収納には不向きです。ガスコンロの下は、火に関係があるフライパン、中華鍋、油こし器などの調理器具と油や醤油、酢やみりんなどボトルの調味料を収納すると、動線がスムーズになります。
整理整頓して使いやすいキッチンに
キッチンは、料理で油や水を使う場所なので汚れやすく、常にキレイにしておきたい場所ですよね。鍋やフライパンなどの調理器具や食器、調味料や食品まで、大きなものから細かいものまでたくさんの物で溢れがちです。
物がごちゃついていると、料理や日頃のお掃除がしにくくなってしまいます。整理整頓して導線を考慮した収納レイアウトに変更すると、見た目もすっきりして、作業効率もアップします。毎日使う場所だからこそ、使いやすい環境に変えていきましょう。
この記事の監修者
ハウスクリーニング商品開発尾崎 真
おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者を務め、国家資格であるハウスクリーニング技能士。 住まいのお掃除のコツや、暮らしに関するテクニックなど、お家で役立つ情報について満足していただける内容の改修を行っています。
おそうじ本舗 自分でできるお掃除術 監修者について