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エアコンの試運転は夏前に!チェックとお手入れの方法を解説

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4月10日は「エアコン試運転の日」です。

近年、熱中症予防の観点から、4月10日が「エアコン試運転の日」として制定されました。
本格的に暑くなる前に、余裕をもってエアコンを整えることが推奨されています。

夏が来る前に試運転を行い、エアコンに不具合がないか確認することは非常に重要なのです。

本記事では、エアコンの試運転を行う理由と具体的なチェック箇所、エアコンのお手入れについて解説します。

エアコンの試運転は夏前に!チェックとお手入れの方法を解説

エアコンの試運転の重要性

エアコンの試運転の重要性

本格的にエアコンを使用するシーズンを迎える前に、試運転を行い、夏本番に備えましょう。

ここでは、エアコンの試運転が必要とされる理由を解説します。

突然の故障を未然に防ぐ

暑さの厳しい真夏にエアコンが故障した場合、修理や買い替えに時間がかかり、数日から数週間にわたってエアコンなしで過ごすことになるかもしれません。
試運転を実施して事前に不具合を発見し、早めに修理を依頼することで、夏本番にエアコンが使えなくなる事態を回避できます。

快適な生活環境の維持

快適な生活環境の維持には、室内の温度と湿度を適切に調整してくれるエアコンが欠かせません。
夏の暑さを快適に乗り切るためにも、試運転を行い、本格的な稼働シーズンに備えましょう。
正常に動作しているか、異音や異臭などの異常がないかなどを試運転時にチェックしておくことで、安心してエアコンを使えます。

健康リスクの軽減

エアコンが故障し、冷房が使えない環境では、単に不快なだけでなく熱中症のリスクも高まります。

特に高齢者や小さな子供がいる家庭では、エアコンの不調が健康被害に直結する可能性があるため、注意が必要です。

エアコンの試運転でしっかりと動作確認をしておくことで、突然エアコンが使えなくなる事態を防ぎ、健康リスクを低減できます。

電気代の節約

運転効率が低下している状態でエアコンを使用すると、十分な冷房効果を得られず必要以上に電力を消費してしまいます。

試運転でエアコンの状態を確認し、必要なメンテナンスを行うことは、運転効率の向上だけでなく電気代の節約にもつながります。

エアコンの試運転は夏前に済ませる!

エアコンの試運転は夏前に済ませる!

エアコンの本格的な稼働シーズンである夏本番は、エアコンの購入や修理の依頼が殺到します。修理の予約がなかなか取れず、何日もエアコンが使えない状態で待たなければいけなくなる可能性もあるので、試運転は4月から5月の間に済ませておきましょう。
遅くとも6月初旬までには試運転を行い、エアコンが正常に動作するか確認しておくと安心です。

4月10日は「エアコン試運転の日」

エアコンを使用する機会が増える6月から7月にかけては、販売店や工事業者にとって修理や点検の依頼が集中する繁忙期です。
この時期にエアコンが故障すると、修理対応に時間がかかり、快適な生活環境の維持が難しくなります。
夏の暑さがピークに達したタイミングでエアコンが使えなければ、熱中症のリスクも高まります。
修理の依頼が比較的少ない4月から5月に試運転を実施すれば、エアコンに不具合が見つかってもスムーズに修理や点検の予約を取ることが可能です。

エアコン試運転の手順とチェックするポイント

エアコン試運転の手順とチェックするポイント

夏本番に向けて快適な環境を整えるためには、シーズン前の試運転が重要です。
エアコンの試運転を行うことで、正常に動作するか確認し、問題が見つかっても早めに対処できます。

ここでは、試運転を実施する際の手順とチェックするべきポイントを解説します。

コンセントとブレーカーの確認

エアコンの電源を入れる前に、コンセントが確実に差し込まれていることを確認し、ブレーカーが落ちていないかチェックしてください。
コンセント周りにホコリなどのゴミがたまっていたら、掃除機などを使って取り除きましょう。

エアコンの電源を入れる

エアコンの電源を入れて冷房モードに設定し、エアコンが正常に動作するか確認します。
エアコンがつかない・風が出ない・すぐに停止するなどの異常がないかチェックしてください。
リモコンが正常に機能しているかも確認し、電池が消耗していたら交換しましょう。

温度設定

エアコンの設定温度を18℃から20℃程度の冷房が機能する温度に設定し、冷たい風が出ているか確認してください。
冷房が弱い場合、冷媒ガスの不足やフィルターの目詰まりが原因かもしれません。

風量と風向きの確認

エアコンの風量や風向きが、設定に応じて正常に動作しているか確認します。
風量や風向きの調節に異常がある場合は、送風ファンの汚れやモーターに不具合が生じている可能性があります。

異常音の確認

エアコンの稼働中に、通常とは異なる音を発していないか確認します。
カタカタ・ガラガラといった異音、あるいは明らかに大きすぎる振動音などがするときは、内部部品の摩耗や緩みが原因となっている可能性があります。

吹き出し口の確認

吹き出し口の中を確認したときに黒い斑点のような汚れがある場合は、エアコン内部でカビが繁殖しているかもしれません。
カビはエアコン内部のドレンパンにはじまり、送風ファン、吹き出し口の順に発生します。
つまり、吹き出し口に黒い斑点状の汚れが見える時点で、エアコン内部はカビだらけになっている可能性が高いのです。
エアコン内部は自分では掃除ができないので、吹き出し口にカビが発生していたら、専門業者に分解洗浄を依頼しましょう。

異臭の確認

エアコンから吹き出す風のニオイも確認しましょう。ホコリ臭い・カビ臭いなどの異臭がする場合は、エアコン内部にホコリやカビがたまっている可能性があります。
異臭を取り除くには、フィルターやエアコン内部の掃除が必要です。

室内機から水漏れしていないか確認

エアコン室内機の周辺や壁、床に水滴がついていないか確認してください。前面パネルを開けて、見える範囲でエアコン内部の状況もチェックしておきましょう。
室内機から水漏れしている、あるいは水漏れの兆候がみられる場合は早めに修理や掃除を行い、原因を取り除いてください。

室外機の確認

最後に、エアコン室外機の動作確認を行います。室外機が正常に動作しているか・異音は発生していないか・きちんと風が出ているかなどをチェックしてください。
また、室外機の近くにあるドレンホースから水が正常に排出されているかも重要なチェックポイントです。
室外機の周囲に植木鉢などの障害物があると、エアコン効率に影響する可能性があります。室外機の周辺もチェックし、障害物は移動させ、雑草が茂っていたら刈りましょう。

エアコンが正常に動かない・カビ臭いなどのトラブル対策

エアコンが正常に動かない・カビ臭いなどのトラブル対策

エアコンの不具合を引き起こす主な原因と対策方法を把握しておくことで、エアコンの試運転で異常が見つかっても、焦らずに素早い対応ができます。

ここでは、エアコンの試運転で異常が見つかった場合に考えられる原因と対策について解説します。

電源が入らない

エアコンの電源が入らないときは、まずコンセントが正しく差し込まれているか確認してください。続いてブレーカーが落ちていないか・リモコンが電池切れしていないかをチェックします。
どれも問題がないのに電源が入らない場合は、メーカーに問い合わせることをオススメします。

エラーコードやランプが点滅して動かない場合

エラーコードが表示されたり、室内機のランプが点滅したりしている場合は、どのような異常を示しているのか取扱説明書で確認しましょう。
取扱説明書に記載されている指示に従い、それぞれのエラー内容に合った対応を行ってください。

冷房の効きが悪い・効かない時の対策

冷房の効きが悪いと感じるときは、適切な温度に設定されていないか、フィルターにたまった汚れが原因として考えられます。

また冷媒ガス漏れなどにより冷媒ガスが不足している場合も、十分な冷房効果が得られなくなります。

エアコンの汚れが原因の場合

フィルターの掃除を行い、冷房の設定温度を18℃〜20℃程度の低めの温度に設定して冷房が効くか確認してください。
1年以上エアコンクリーニングを行っていない場合は、業者に依頼してエアコンの内部洗浄をすることで冷房効果が改善されることも少なくありません。

冷媒ガス不足の場合

熱を移動させる役割をもつ冷媒ガスの不足は、冷暖房機能の低下につながります。また冷媒ガスが完全にない状態では、エアコンは動作しなくなります。
エアコンのメーカーや機種により異なりますが、冷媒ガスの漏れや不足などの異常はランプの点滅やエラーコードで表示されることも少なくありません。
異常を示すサインを確認したら、メーカーまたは修理業者に連絡して対応してもらいましょう。

詳しくはこちら:エアコンが冷えない・暖まらないときの対処法!効きが悪い原因とは?

異常音がする

エアコンの運転中に聞き慣れない音が発生する場合は、故障の可能性があります。すぐにエアコンの電源を切り、メーカーや修理業者に連絡してください。

ただし「ポコポコ」や「ポンポン」という音がするときは、故障ではなくドレンホースにたまった汚れや空気の逆流が原因かもしれません。まずは窓や換気口を開けて音が止むか確認しましょう。

窓や換気口を開けても異音が改善しなければ、業者に依頼してドレンホースの詰まりを取り除くことで解消する場合があります。

詳しくはこちら:エアコンから音がする原因とは?異音がするときの対処法を解説

吹き出し口に黒い斑点状の汚れがある

吹き出し口にみられる黒い斑点状の汚れの正体は、カビであることがほとんどです。すでにエアコン内部でカビが繁殖していると考えられるため、早急に内部洗浄を行う必要があります。
エアコン内部の掃除はご家庭では難しいため、エアコンクリーニングを扱っているプロの業者に依頼すると安心です。

詳しくはこちら:エアコンの吹き出し口にある黒い点はカビ!?原因と対策を徹底解説

異臭がする

エアコンからホコリやカビ臭いニオイがするときは、多くの場合エアコン内部にたまった汚れが原因です。まずはフィルターや風向きルーバーなど、ご家庭でできる範囲で掃除を行い、ニオイが改善するか確認しましょう。
ご家庭での掃除ではニオイが解消しない場合、業者にエアコンクリーニングを依頼してエアコンの内部洗浄を行ってください。

詳しくはこちら:エアコンから嫌なニオイがする原因と悪臭を取り除くお掃除方法

室内機から水漏れした時の対策

エアコンからの水漏れが発生する主な原因は、ドレンパンやドレンホースにたまった汚れによる詰まりです。

まれに、冷媒ガスの配管の劣化が原因となることもあります。

ドレンパン・ドレンホースの汚れによる詰まりが原因の場合

室外機側のドレンホースの出口付近を確認し、汚れがたまっていたら取り除いてください。
汚れを取り除いても水漏れが改善しなければ、業者にエアコンクリーニングを依頼しましょう。

ドレンホースの出口付近の詰まりは掃除で改善できますが、ドレンホースの内部やドレンパンの掃除をご家庭で行うのは困難です。

プロの業者によるエアコンクリーニングなら、高圧洗浄機による水圧でエアコン内部の汚れと一緒にドレンホースに詰まった汚れも洗い流せます。

エアコンが古く、水漏れの原因がドレンパンやドレンホースの劣化である場合は、修理や買い替えが必要です。

冷媒ガスの配管やカバーの劣化が原因の場合

エアコンの室内機と室外機は「冷媒配管」と呼ばれる冷媒ガスを通す配管でつながっています。冷媒配管は、冷房運転中に室内機側の配管で発生する結露による水漏れを防ぐために、配管全体がカバーで覆われています。
この冷媒配管カバーの劣化や損傷が原因で水漏れが発生している場合は、修理業者に修理を依頼してください。

詳しくはこちら:エアコンから水漏れする原因とは?水漏れトラブルの対策を解説!

不具合が改善しないときは早めに対応する

エアコンに不具合が発生した際に、何も対応せずにエアコンを使い続けると、状態が悪化し修理費用が高額になる可能性があります。場合によってはエアコンを買い替える必要が生じるかもしれません。
このような事態を避け、エアコンを長持ちさせるためには、不具合を見つけた時点で早めに対応することが大切です。

エアコンの修理が必要なときは、まずエアコン購入時の保証書を確認してください。保証期間内であれば、無料で修理を受けられる可能性があります。

エアコンの修理は、保証期間内ならエアコンを購入した店舗やメーカーへ、保証期間外であればエアコン修理業者に依頼するのがオススメです。
住居が賃貸物件で、最初からエアコンが設置されていた場合は大家や管理会社に連絡しましょう。

エアコンの試運転時のお手入れ方法

エアコンの試運転時のお手入れ方法

エアコンを試運転した際に、冷房の効きが悪い・嫌なニオイがするなどの場合、その原因の多くはエアコンにたまった汚れです。

フィルターや本体カバー、吹き出し口など、まずはご家庭でできる範囲でお手入れしましょう。

フィルターの掃除方法

エアコンの電源を切ってから、室内機の前面パネルを開けてください。フィルターは前面パネルを開けたところに設置されています。

ホコリが飛散しないように、フィルターを取り外す前にたまっているホコリを掃除機で軽く吸い取ってください。

フィルターを取り外したら、表面のホコリをしっかりと掃除機で吸い取ります。取り切れない汚れは、裏側からシャワーをかけて水洗いしましょう。頑固な汚れは台所用の中性洗剤を使い、古歯ブラシなどでそっとこすり落としてください。

洗ったあとはタオルで優しく挟むようにして水気を拭き取るか、陰干しで完全に乾かしてから、元通りにセットします。

本体カバーの掃除方法

エアコンの本体カバーは水拭きが可能です。内部に水が入らないように、しっかりと絞ったタオルで汚れを拭き取ってください。

落ちにくい汚れは、水で薄めた台所用の中性洗剤を含ませたタオルで拭き取り、もう一度水拭きをします。

最後に乾いたタオルで乾拭きをして仕上げましょう。

吹き出し口の掃除方法

手が入りにくい吹き出し口の掃除には、お掃除棒を使うと細かい部分の汚れも取りやすくなり便利です。お掃除棒は、割り箸にキッチンペーパーを巻きつけ、輪ゴムで固定するだけで簡単に作れます。

お湯で湿らせたお掃除棒を使い、目に見える範囲で汚れを取り除いてください。
その際、エアコン内部の部品を傷つけないように注意しましょう。

手が届かない吹き出し口の奥や、エアコン内部の送風ファンにもホコリやカビなどの汚れがたまっている場合は、無理に掃除しようとすると故障のリスクが高くなります。プロの業者にエアコンクリーニングを依頼して、エアコンの分解洗浄を行いましょう。

1年に1回のエアコンクリーニングで汚れをリセット

1年に1回のエアコンクリーニングで汚れをリセット

シーズン前に試運転を行い、エアコンが問題なく動作することを確認できたら、1年の間に汚れたエアコン内部をエアコンクリーニングでキレイにリセットしましょう。

エアコンの性能を維持し、快適に使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。1年に1回は、エアコンクリーニングを実施することをオススメします。

長期間クリーニングしていないエアコンの内部には、ホコリやカビなどの汚れが蓄積しています。これらの汚れが原因で、冷暖房効率の低下や異臭などの不具合が引き起こされることも少なくありません。

定期的にエアコンクリーニングを行うことで、冷暖房効率が向上し、電気代の節約効果も期待できます。
また、エアコン内部を清潔にしておけば、カビなどによる健康被害のリスクもなくなるので、小さな子供や高齢者がいる家庭でも安心してエアコンを使えます。
汚れの蓄積が原因で発生する水漏れや故障の予防にもなるため、修理などにかかる費用も抑えられるでしょう。

エアコンクリーニングは、エアコンを分解しなければできません。必ず専門の業者に依頼しましょう。自力で掃除しようと無理に分解すると、故障やもとに戻せなくなるリスクがあります。

エアコンクリーニングをするタイミング

エアコンを本格的に使うシーズンが到来すると、エアコンクリーニング業者も繁忙期に入ります。この時期にエアコンクリーニングを依頼しても予約が取りにくく、すぐには対応してもらえないかもしれません。

また、エアコンクリーニングの作業中はエアコンを使用できないため、暑さが本格化する前にクリーニングを行うのが理想です。

お掃除機能付きエアコンでもクリーニングは必要

お掃除機能付きエアコンでも、定期的なエアコンクリーニングは必要です。
機種にもよりますが、多くの場合、お掃除機能はフィルターの掃除に限られており、エアコン内部の汚れまで取り除くことはできません。
お掃除機能付きエアコンでも、長期間使っているうちにエアコン内部には汚れが蓄積しています。

おそうじ本舗のエアコンクリーニングで汚れを徹底的に洗浄!

おそうじ本舗のエアコンクリーニングは、試運転の際に気になったエアコンの汚れを専用の洗剤と高圧洗浄機を使って徹底的に洗浄します。

さらに、おそうじ本舗が自信をもってオススメする「完全分解洗浄(※1)」では、エアコン内部の送風ファンやドレンパンなどのパーツも取り外して掃除するため、奥に潜んだ汚れも見逃しません。取り外したパーツも一つひとつ丁寧に洗浄してからもとに戻します。

嫌なニオイの原因にもなる、エアコン内部にたまったカビやホコリなどの頑固な汚れもキレイに取り除き、すみずみまで清潔な状態に仕上げます。

エアコンにたまった汚れは、おそうじ本舗のエアコンクリーニングで定期的にリセットして、暑い夏を快適に過ごしましょう。

(※1)汚れの状況により、完全に除去できない場合がございます。

エアコンクリーニング2台以上のご注文で1台あたり1,100円お得
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この記事の監修者

ハウスクリーニング商品開発尾崎 真

おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者を務め、国家資格であるハウスクリーニング技能士。 住まいのお掃除のコツや、暮らしに関するテクニックなど、お家で役立つ情報について満足していただける内容の改修を行っています。

おそうじ本舗 自分でできるお掃除術 監修者について